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井出留美

井出留美

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食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

報告

見解「土用の丑の日にはうなぎ」という固定観念を止めてもいいと思います。うなぎも恵方巻もクリスマスケーキも元はといえば生き物です。 昨日「土用の丑の日に毎年店を閉める」うなぎ専門店へ行って来ました。うなぎに敬意を表し、希少資源であるうなぎの供養のためお寺へお参りするそうです。開店前からお客が並び、うなぎを焼くいい香りが漂っていました。ようやく開店して店内に腰を下ろし、食べたあとは、どのお客さんも「ああ、美味しかったー」と、しみじみとつぶやいていました。食材を大切にし、客に喜んでもらうこのような商売の姿勢こそ、今の大量生産・大量廃棄の日本に必要だと感じました。 ある大手コンビニでは27日まで2,000〜5,000円近くする高級うなぎ弁当の予約を受け付けており、二桁予約が続いた店が突如二桁予約を解除するなど数字煽りの動きがあると関係者から教えてもらいました。売上の道具にされるうなぎが気の毒です。

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  • 西川立一

    ラディック代表/流通ジャーナリスト/マーケティングプランナー

    見解スーパーの店頭では国産と中国産のウナギは2倍~3倍以上と大きな価格差があり、安価な中国産に流れる傾向…続きを読む

コメンテータープロフィール

井出留美

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』他。食品ロスを全国的に注目させたとして食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。https://iderumi.theletter.jp/about

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