「夏休みいらない」……困窮家庭の切実な声
日テレNEWS NNN
補足このような記事が出ると「生活保護を受ければいい」という声が出ます。でも生活保護を受けられるレベルにもかかわらず申請しても受けられず受けている家庭は2割程度というデータもあります。私がボランティアで監事を務めるおてらおやつクラブには「いろいろ試したが生活保護を受けられず、近くのフードバンクに相談したが新規受け入れはしてもらえない」という4人の子を持つ女性や「コロナ感染で行政から『誰かに頼って食料もらってください』と言われた。頼れる人がいない」という3人の子を持つ療養中の人の声が届いています。米シンクタンク「ピューリサーチセンター」の調査では「政府は最も貧困状態にある人を助けるべき」と答えた人の割合が日本は15%で調査対象47カ国中最低でした。ある政治家は「日本にはコメの買えない家庭はない」と発言しました。現状を知らない証拠です。給食しか食べるものがなく、夏休み明けに痩せている子もいるのです。
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奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』他。食品ロスを全国的に注目させたとして食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。https://iderumi.theletter.jp/about