見解先日、ニューヨーク、ポートランド、サンフランシスコ、バークレーを廻りました。どの飲食店でも持ち帰りたいと言えばすぐ箱を渡してくれました。 一方、帰国後に海外から来日した方との会食を都内のホテルで行う際、事前に「食べ残しの持ち帰り」について聞いたら「ノー」でした。火が通っているものならOKなどの条件もなく一律NGでした。 いくら国がガイドラインを作っても、食中毒を恐れて持ち帰りを拒否する飲食店やホテルがそれに従うでしょうか。 そもそも国は2017年5月に食べ残しを持ち帰る際の留意点について4省庁で通知を出しており、持ち帰りは禁じていません。でも7年以上経っても浸透しておらず、ホテルではフランスパンを切っただけのものも持ち帰り禁止、中華料理店でも「衛生面から一律持ち帰り禁止」。 持ち帰り許容を義務化にでもしない限り、いくらガイドラインを作っても独自の判断で拒否するのではないでしょうか。
コメンテータープロフィール
奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』他。食品ロスを全国的に注目させたとして食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。https://iderumi.theletter.jp/about
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