補足あれだけ保育園を増やしていますので、当然のように学童保育の利用者も増加し、施設が追いついておりません。一方で、昨年から待機児童の調査が年2回になり、秋になると待機児童がかなり減っている、という傾向も見られています。「つまり夏休みのニーズが突出して高いのでは?」とこども家庭庁は考え、来年から夏だけ学童を拡大する「サマー学童」への補助を増加する、と報道されています。夏のニーズが高いのは間違いないと思いますが、私どもが現場で見ている限り何しろ絶対的に量が不足していて、頼みの綱である学校施設活用も進んでいないのが現状ですので、夏だけでなくもっと相当力を入れてほしいところです。
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コメンテータープロフィール
1974年東京都生まれ。1996年慶應義塾大学経済学部卒業。株式会社丸井入社、人事、経営企画、海外事業など担当。2004年長女の誕生をきっかけに、“放課後NPOアフタースクール”の活動開始。グッドデザイン賞4回、他各種受賞。2011年会社を退職、教育の道に専念。子どもたちの「自己肯定感」を育み、保護者の「小1の壁」の解決を目指す。2013年~文部科学省中央教育審議会専門委員。2017年~渋谷区教育委員、2023年~教育長職務代理。2019年~新渡戸文化学園理事長。著書:子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門(2019年発刊)
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