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橋本愛喜

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見解先日、建材会社の現場でコンクリートミキサーの下敷きになった作業員が死亡しました。 その作業員の年齢は89歳。ブルーカラーを取材してきたなかで5本の指に入るほどの衝撃を受けました。 国は「生涯現役」を謳い、「高齢者でも”働ける”」政策を積極的に進めていますが、「高齢者でも”働かなければならない”」社会との線引きはしっかりし、後者への対策も強くやっていく必要があります。 ブルーカラーの日雇い労働者の高齢化はどんどん進んでおり、もはや「セーフティネット化」しています。 「働かざるを得ない人」への救済こそ、死傷者増加のストッパーになると感じます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 今野晴貴

    NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。

    見解高齢労働者の労災は深刻化する一方だ。筆者が代表を務めるNPO法人POSSEにも65歳以上の労働者の労…続きを読む

  • 高野龍昭

    東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

    補足業種を問わず働き手不足であることに加え、公的な老齢年金の給付水準の低下と言った要因も影響し、高齢者の…続きを読む

コメンテータープロフィール

フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究

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