見解先日、建材会社の現場でコンクリートミキサーの下敷きになった作業員が死亡しました。 その作業員の年齢は89歳。ブルーカラーを取材してきたなかで5本の指に入るほどの衝撃を受けました。 国は「生涯現役」を謳い、「高齢者でも”働ける”」政策を積極的に進めていますが、「高齢者でも”働かなければならない”」社会との線引きはしっかりし、後者への対策も強くやっていく必要があります。 ブルーカラーの日雇い労働者の高齢化はどんどん進んでおり、もはや「セーフティネット化」しています。 「働かざるを得ない人」への救済こそ、死傷者増加のストッパーになると感じます。
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コメンテータープロフィール
フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究
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