見解エンタテインメントはファンを楽しませ、幸せにするものです。そこには自由な世界が広がっており、ファンの楽しみは最大限に尊重されるべきで、そのことこそがエンタメを発展させます。このニュースでいえば、紅白に出演するに相応しいアーティストが、トラブルを起こした事務所の出自ゆえ出演できないというのは、徹底的に顧客志向・ファン志向であるべきエンタメの発展を阻害していると言えるのではないでしょうか。さらにいえば、表現の自由を尊重し、エンタメに対しても法規制も、法規制に繋がりかねない自主規制もあるべきではないとも私は考えます。 前事務所で被害を受けた方のことを考えながらもNHKさんにもSTARTIOさんにも出演自粛ではない解決策をお考えいただきたいですし、識者の方々にもお持ちの対案を今以上に積極的に提起していただくことがエンタメの発展に貢献するのではないだろうか、と思います。
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コメンテータープロフィール
番組・動画・イベント関連を中心に、エンタテインメント全般関係のマーケティングの解説を行います。 大学で教員としてマーケティングの理論研究と教育を行い、テレビ局で番組・フェスプロデューサーとして実務活動してきました。経験に基づくわかりやすい解説に努めます。 文京学院大学経営学部教授(マーケティング、消費者行動、マーケティングコミュニケーション)、京都大学博士(経済学)、プロデューサー(〜16 TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)総合P)。主な研究と活動の領域は、行動変容、エンタテインメント(番組、動画、イベント、アイドル、ゲーム、ゲーミフィケーション他)
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