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影山貴彦

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同志社女子大学教授/コラムニスト

報告

見解10月18日に放送された「ジャニー喜多川が築いた“アイドル帝国”の実像に迫る 」(NHKスペシャル)について申し上げたいと思います。あの番組については取材等しっかりなされていたものの、私は報道とエンターテインメントの乖離を感じざるを得ませんでした。 すなわち視聴者にとっては、報道とエンターテインメントのセクションが制作する番組はそれぞれ別ものではなく、どちらも同じテレビ局が提供しているものだということです。 にも関わらずあの番組は、この問題に対してどこか報道セクションのエクスキューズが際立っていたように感じました。トータルとしての「自局の反省」の色合いがほぼなかったように思えました。 元理事の方だけに責任を負わせるかのような描写もあったのでは?。現役の職員の登場はありませんでした。 今回の流れを生んでいる背景の一部に、10月のドキュメンタリーがあるのではないかと考えるところです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鎮目博道

    テレビプロデューサー・演出・ライター。

    見解私の見方は影山先生とは若干異なります。テレビ局はエンターテインメントを提供するエンタメ企業としての側…続きを読む

  • 濵田俊也

    文京学院大学教授(マーケティング戦略)、プロデューサー

    見解エンタテインメントはファンを楽しませ、幸せにするものです。そこには自由な世界が広がっており、ファンの…続きを読む

コメンテータープロフィール

影山貴彦

同志社女子大学教授/コラムニスト

同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等

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