提言今年のジャパンモビリティショーに、シライ電子工業という会社から、透明フィルムヒーターというものが出展されていました。光の透過率は約90%と、目で見た範囲ではほぼ透明で、-10℃の環境でも、1分以内に表面温度を5℃以上に上げられるというものです。コストや耐久性がどの程度なのかにもよりますが、液噴射式のウォッシャーやワイパーを付けるより、安くできるのではないかと思いました。
コメンテータープロフィール
国内自動車メーカー設計部門に約5年間勤務した後、地域タブロイド新聞でジャーナリスト活動を開始。同時に自動車雑誌にも寄稿を始め、難しい技術を分かりやすく解説した記事が好評となる。環境技術には1990年代から取り組み、ディーゼルNOx法改正を審議した第151通常国会では参考人として意見陳述を行ったほか、ドイツ車メーカーの環境報告書日本語版の翻訳査読なども担当。道路行政に関しても、国会に質問主意書を提出するなど、積極的に関わっている。自動車技術会会員。
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