解説26日夜にフィラデルフィアで集団略奪の被害に遭ったのは、センターシティのフットロッカー、アップル、ルルレモンなどの店舗だった。アメリカの各都市では特に2020年以降このような荒々しい略奪行為が頻繁に報告されている。ニューヨークやワシントンDCなど一部の都市では一時期、外壁に板を張って予防していたが、それが撤去された後は、このような集団による略奪事件が昼夜問わず、モールや高級ブランド店で頻繁に起こっている。そのような店には通常、入り口に警備員が配備されているが、集団には太刀打ちできない。目撃者が事件の様子をSNSに次々にアップしているが、そのような動画に影響されてか模倣犯が後を絶たない。
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コメンテータープロフィール
米国務省外国記者組織所属のジャーナリスト。雑誌、ラジオ、テレビ、オンラインメディアを通し、米最新事情やトレンドを「現地発」で届けている。日本の出版社で雑誌編集者、有名アーティストのインタビュアー、ガイドブック編集長を経て、2002年活動拠点をN.Y.に移す。N.Y.の出版社でシニアエディターとして街ネタ、トレンド、環境・社会問題を取材。日米で計13年半の正社員編集者・記者経験を経て、2014年アメリカで独立。著書「NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ」イカロス出版。福岡県生まれ