見解記事には「ビザ免除措置があること」が犯罪の当事者だった外国人が簡単に日本へ来られる理由の一つ、とある。アメリカも(亡命希望者が多いことから)メキシコとの国境は緩いが、(ハワイでの日本人女性入国拒否のニュースでもわかるように)航空機で到着する通常の入国には非常に厳しい。ビザ免除措置がある国でも、ESTAのように事前に個人情報を提出させ(=事前審査)、犯罪歴などで入国が認められない場合はESTA自体が許可されなかったり、そもそも航空機に搭乗できなかったりする。よって記事にあるような「羽田空港内の入管施設へ収容後、体調不良を理由に仮放免」が日本の場合、なぜ起こってしまうのか不思議に思いました。
コメンテータープロフィール
米国務省外国記者組織所属のジャーナリスト。雑誌、ラジオ、テレビ、オンラインメディアを通し、米最新事情やトレンドを「現地発」で届けている。日本の出版社で雑誌編集者、有名アーティストのインタビュアー、ガイドブック編集長を経て、2002年活動拠点をN.Y.に移す。N.Y.の出版社でシニアエディターとして街ネタ、トレンド、環境・社会問題を取材。日米で計13年半の正社員編集者・記者経験を経て、2014年アメリカで独立。著書「NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ」イカロス出版。福岡県生まれ