年末寒波襲来で再び100センチ超の大雪か、東京はカラカラ天気解消の目途立たず
冬至からの寒波で最大130センチ超の大雪
師走に入り、何度か強い寒気が南下していますが、先週21日(土)冬至からきのう24日(火)クリスマスイブにかけて流れ込んだ寒波の影響で、山沿いの多い所では、100センチ以上の大雪となりました。特に北西風が強く吹く山雪型の大雪となったため、群馬県北部の藤原で134センチ、福島県桧枝岐で129センチなど、集中的な大雪となりました。また青森県の酸ケ湯でも117センチに達し、12月としては初めて積雪が300センチ以上に達しました。
タイトル画像にある通り、きょう25日(水)クリスマスは長丁場で滞在した寒波がいったん抜け、強い寒気は北海道付近まで北上する見込みですが、あさって27日(金)にはジワジワ南下し、28日(土)には再び東日本や西日本まで南下するでしょう。いわゆる年末寒波の襲来となりそうです。
年末寒波で再び100センチ超の大雪か
年末寒波によって、再び日本海側では、山沿いを中心に降雪が強まるでしょう。28日(土)午後3時までの72時間に降る雪の量は、きのう24日(火)にかけて100センチ以上の大雪となった群馬県藤原、福島県桧枝岐、新潟県湯沢、青森県酸ヶ湯などを中心に、再び100センチ以上が予想されていて、警報級の大雪となるおそれがあります。
この年末寒波の影響で、NEXCO東日本からは、あさって27日(金)から28日(土)にかけて、関越道や上信越道では、大雪のため通行止めとなる可能性がある旨、緊急のお知らせが発表されています。今後も雪の情報や道路情報などに、十分ご注意ください。
東京は果てしなくカラカラ天気が続く
一方で、東京は相変わらずのカラカラ天気が続いていて、きょう25日(木)で、19日連続で乾燥注意報が発表されています。先週の19日(木)に初雪が降った際、0.5ミリの降水量を観測しましたが、12月に入ってからの降水量は、この0.5ミリのみで、平年と比べて、わずかに1%となっています。
ウェザーマップが発表している16日間予報によると、この先、年末から正月にかけても晴天の確率は連日90%以上の状態が続き、カラカラ天気が解消する目途が立ちません。
ただ正月明けの6日(月)以降は、連日20%から30%程度、雨(雪)が計算されていて、もしかしたらこの頃に、関東平野に雨や雪を降らせる南岸低気圧が通過する可能性があります。とはいえ、晴天確率は70%から80%の状態が続きますので、正月が明けても、カラカラ天気が解消する目途立たずという状態が続いている可能性も大いにあります。引き続き、火の取り扱いには、十分な注意が必要です。