江ノ電腰越駅から徒歩3分「Rajah Coffee Roastery & Café」は、今年3月にオープンしたスペシャリティコーヒーロースタリー&カフェです。
厳選された豆を使用した香り高い自家焙煎のスペシャリティコーヒーが味わえるほか、地元の食材を使った朝食や手作りスイーツを揃え、初めての方でも気軽に立ち寄れるカジュアルさが魅力です。
小動の交差点から一本路地に入っただけなのに、圧倒的に静かな場所で驚きます。ゆっくり過ごしたい方におすすめの路地裏カフェをご紹介します。

「Rajah Coffee Roastery & Café」とは？

店名は、野毛山動物園で飼育されていたインドライオンの「ラージャー」から。ロゴマークをよく見ると…しっぽの先がコーヒー豆になっています！

ご夫婦で営まれているこちらのお店。おふたりの温かさとコーヒーの香りに包まれながら、くつろぎの時間を過ごせます。

店内に足を踏み入れると、まるで時がゆっくりと流れるかのような穏やかな雰囲気が漂い、暑さがスーッと和らぎました。
1階はカウンターと、ゆったりと座れるテーブル席を備えています。

「普段缶コーヒーを飲んでいる方に、1週間に1度くらいはスペシャリティコーヒーを」とご主人。好みに合わせた最高の一杯を提供してくれます。

自家焙煎の新鮮なコーヒー豆を使用し、一杯一杯丁寧に抽出されたコーヒーを楽しむことができます。
豆の選別から焙煎、抽出まで全ての工程にこだわり、本格的な味わいを提供してくれるのが嬉しいところ。

取材時は9種類の豆がずらり。入荷状況によって並ぶ豆の種類も変わるそうなので、通うのが楽しみになりそうですね。

瓶に入った豆の香りをテイスティングできると聞き、早速蓋を開けてみると、フローラルでフルーティーな香りやベリーのような香り、キャラメルのような甘い香りやスモーキーでチョコレートのような香り。それぞれ個性があり、アロマのような香りに癒されると同時に、どんな味わいが楽しめるのか想像が膨らみます。

ローストによって苦味や酸味のバランスも変わってくるため、その豆の特徴に合わせて焙煎具合を変えているそうです。

厳選されたスペシャリティコーヒーを味わう

左)エチオピア イルガチェフェG1 コンガ農協 ウォッシュド

エチオピアコーヒーの中でも特に評価の高いイルガチェフェ地域。花のような香りと明るい酸味が特徴で、最高品質のG1ランクは、その特徴がさらに際立ちます。
アールグレイ紅茶のような品のあるフローラルフレーバーで、飲んだ後もほのかに残る花の香りを楽しめます。
豆(果実)を水で洗浄して乾燥させるウォッシュド製法によって、コーヒー豆本来の風味をより純粋に引き出すことができるそうです。

右)ドミニカ バラホナ ティピカ ワイニー ナチュラル

有数のコーヒー産地であるドミニカ共和国のバラホナ地方。果肉を多く残して発酵することで、フルーティーでワインのような風味が引き出されるのだそう。
飲むとウイスキーのような芳醇な風味があり、口当たりは滑らかで後味が長く続きます。
フルーティーな酸味と豊かな甘みがあるので、赤ワインのような味わいも感じました。
豆(果実)を収穫後、乾燥してから果肉と薄皮を取り除くナチュラル製法によって、フルーティーで甘みのある風味が強調されるそうです。

水出しアイスコーヒーは、コーヒー豆の自然な甘みが引き出されるためスムーズでマイルドな味わいに。
また、豆の種類によってもその味わいに違いが出るのだとか。以前、コスタリカのハニー製法(ウォッシュドとナチュラルの中間の製法)で抽出した際、しっかり甘さととろみが出てきたそうです。

手作りケーキはマストオーダー！

コーヒーと一緒にオーダーしてほしい手作りケーキ。米粉で作られたグルテンフリーのパウンドケーキです。
アレルギーを気にされる方や小麦の使用を控えている方におすすめです。
もっちりしっとりとした食感と、チョコとピーナッツバターの濃厚な味わいがクセになり、あと2・3個は食べられると確信しました。

生クリームたっぷりのケーキです。後からシナモンの優しい風味がやってきます。でも甘さが控えめなので罪の意識は全くありません！
お店のご厚意でご提供いただきました。(本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。)

ここでは新鮮なコーヒーや手作りのケーキを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。落ち着いた雰囲気と心地よい音楽が漂う中で、日常の忙しさを忘れて、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

＊掲載時の内容です。メニューや価格、営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。