【福岡市】早良区に3年住んでいたのに知らなかった!小さな子供と行きたい「やよいの風公園」
福岡市西部エリア(早良区・西区)で大きな公園といえば「西部運動公園」や「西油山中央公園」、「かなたけの里公園」を思い浮かぶのではないでしょうか? 知人のママさんから「最近、やよいの風公園に行ってるんですよ。オススメですよ!」と聞き、「やよいの風公園?知らないなあ」と子供を連れて休日に行ってきました。何がオススメなのか?リポートさせて頂きます。
「やよいの風公園」の場所は、西区の西部運動公園のすぐ近く。何で今まで気がつかなかったのか?子供の遊具や高いフェンスなどがないので周囲の田畑に溶け込み、公園の存在に気が付かないのです。
そして、大きな道路から公園に曲がる交差点にも公園の案内はなし。その理由は ここが弥生時代の国史跡「吉武高木遺跡」であり、歴史公園として整備されたことに関係がありそうです。「吉武高木遺跡」の愛称が「やよいの風公園」なんですね。
国史跡吉武高木遺跡とは?
以下、福岡市HPの説明によれば「弥生時代前期末から中期初めの王墓といわれています。多数の青銅製の武器や鏡、ヒスイ製の勾玉などが出土しています。この遺跡の墓群の一つから"三種の神器"といわれる剣・鏡・勾玉がそろって出土したため、日本最古の王墓ではないかといわれています。周辺一帯は、やよいの風公園として平成29年(2017年)に整備されており、出土した副葬品は国の重要文化財に指定され、市博物館に展示されています」ということです。
それではいざ「やよいの風公園」へ
駐車場から公園に入りました。芝生が広がっている感じで遊具とかはありません。シカしか広場で出迎えてくれるのは、特定集団墓の112号甕棺に描かれた「2頭のシカ」をモチーフにしたオブジェです。このシカは公園のシンボルマークにもなっています。
園内マップです。広場としては「多目的広場」、「シカしか広場」、「むかしみつけ広場」、「やよいの風広場」に分かれています。また弥生時代のことが学べる展示物が点在しています。
甕棺墓群「甕館ロード」と名付けられたエリアには甕のレプリカが展示されています。地中にこのような形で埋まっていたということがわかるようになっています。
やよいの風広場は子供と遊ぶととても楽しい
一番広い「やよいの風広場」に行ってみました。家族でお弁当を食べたり、凧揚げをしたり、お散歩、ジョギング、犬の散歩とみなさん思い思いに楽しんでいます。「起伏もなく、遊具もないので視界が良く、子供が多少、離れて遊んでいてもどこにいるかわかるから安心!」とママからは大絶賛でした。芝生に座って子供の様子がわかるなんて楽チンです。遊具がないせいか、小学生というよりは幼児連れの親子が多い印象です。(※リードを離した状態での犬の散歩は禁止です)
凧揚げをしていました。電線がないのはいいですね。ラジコンやドローン、グライダーの操縦は禁止されていました。
園内には幼稚園児が補助輪付きの自転車に乗っていたり、補助輪なしで練習していたりしていました。
「やよいの風公園」は入場料金は無料。開園時間は9時〜17時となっています。キレイなトイレ、飲料の自動販売機もありましたよ。駐車場は多目的広場に車を停めてもOKという運用のようです。(※大型バス駐車の場合は事前連絡が必要です)
地元に3年間住んでいて知らなかった大きな公園。遺跡について弥生時代の歴史を感じることはもちろんですが、のんびりリラックスしたい時、安全に子供と遊びたい時、行ってみてはいかがでしょうか。
やよいの風公園
住所:福岡市西区大字吉武(西部運動公園から南へ600m)
開園時間:9:00〜17:00
入園料:無料
駐車場:約40台(無料)
やよいの風公園HP