【福岡市】うどん居酒屋ブームの立役者が新たに挑戦! 薬院「焼肉長介」ニューオープンレポ
うどん居酒屋の先駆者として薬院の「二◯加屋長介」を全国に5店舗(FC含む)、「釜喜利うどん」、「大衆酒場ちょうすけ」などを展開する長介グループの名物店主・長介さんが「やってみたくてしょうがなかった」焼肉店「焼肉長介」を薬院にオープン! 業態やメニューなど、アイデアにはいつも驚かされるだけにどんな焼肉店ができたのか気になりますね。6月2日オープンの開店と同時に訪問してきました!
薬院のビル7階という路面店と比べると目立ちにくい場所にある「焼肉長介」。店内は12席あるL字型カウンターと半個室になっている6人がけテーブル席が3つあります。
長介グループの代表・長介さんこと玉置康雄さん(本名)。うどん居酒屋という業態を世に広めた先駆者の1人。東京に「二◯加屋長介」を出店したり、「釜喜利うどん」をパリに出店したりと、飲食業界での話題をいつも提供してくれる方です。今回は「昔からやってみたくてしょうがなかった」焼肉店に初進出。一体どんな焼肉店なのでしょうか?
それでは、注文してみます!
注文はタブレットのタッチパネル式メニューをタッチ。大手回転寿司チェーンと同じ仕組みです。驚いたのはメニューの品目が多いこと。「刺身」「盛り合わせ」「特別メニュー」「牛焼き物」「タン・ハラミ」「ホルモン・鶏・豚」「サラダ・野菜」「キムチ」「麺・米・スープ」「釜炊きごはん」「ドリンク」「その他」と紙メニュー換算で31ページありました。
刺身メニューから「幻のテール刺し(税込1320円)」を注文。1頭からほんの1kg少々しか取れないテールを刺身にした幻の一品だそうです。馬刺しに似た感じで脂が甘い感じの食感でした。
次は「タン・ハラミ」メニューから「タンの延べ棒(1枚税込660円)」を注文。通常の牛タンのスライスに比べると、横に長く焼き台いっぱいに広がるので、焼きながらハサミで切って食べます。他のお客さんたちも注文して盛り上がってました。他にも「厚切り上タン」や「上塩タン」などメニューにありました。
さて、盛り合わせメニューは5種と6種の2種類ありまして、今回注文したのは、井上店長(41)イチオシ!「41歳のための牛焼肉5種盛り合わせ(2人前・税込2860円)」。その日に仕入れた一番の肉の盛り合わせになり、当日は左から「うで、シンシン、ロース、モモ赤身、ミスジ塩」でした。
いや〜、美味しそうです。多分、みなさんが注文するメニューになるのではないでしょうか。
薬味も外せません。左は「さっと火を入れた刻み白ネギ(税込220円)」、右は「青唐辛子タバスコ(0円・オープンサービス中)」です。
箸休めにサラダを注文。「糸島産 焼き野菜盛り合せ(1〜2人前・税込1628円)」です。他にも「二◯加屋長介」で人気のキャベツの千切りサラダ「長介サラダ(税込550円)」、ほかがあります。
店内も満席となり慌ただしくなってきました。長介さんも働きます!スタッフは肉のスペシャリストが3人いるということです。わからないことはなんでも聞いて教えてもらいましょう。
後半戦も食べちゃいます!
開店記念原価100%メニューというのがありまして、「和牛ヒレサイコロステーキ」「和牛シャトーブリアン」「タンの延べ棒」がありましたので、やはりここは映えを意識しまして「和牛シャトーブリアン(100gあたり税込2200円・写真は2人前160g税込3520円)を注文しました。(※注文する際はメニューにルールが記載されていますので確認をお願いします)
焼きながらお金持ちになった気分を味わえました。味はもう美味しいとしか言えません。
先に頼んでいた「こだわりの釜炊きごはん(一合・税込660円)」を店長が持ってきてくれました。注文後に焚き始めて15分以上かかるので早めの注文がオススメです。お肉にご飯の組み合わせは最高ですね。
米は京都「八代目儀兵衛」の最高級料亭米「翁霞」を使用しているそうです。
ホルモンメニューより「カレーてっちゃん(税込858円)」。焼肉長介オリジナルメニューということで注文しました。程よい辛さのカレー味ホルモン、美味しかったです。確かにスパイスが絶妙でした。
さてシメです。「さっきご飯を〜」というのは言わないでください。こちらは予想通り「二◯加屋長介」のうどんメニューがありました。焼肉食べた後のシメに長介のうどんなんて最高です。
今回は焼肉長介のオリジナルメニュー「ユッケジャンうどん(税込1298円)」を注文しました。こちらもシメには辛くて重すぎるのでは?と少し不安だったのですが、食べてみるとあらあっさり。クッパのスープがピリ辛になった感じで飲みやすかったです。焼肉食べた後に2人でシェアして食べるにはちょうどいい感じでした。
最後にサービスのデザートが登場。店長がジュラルミンケースをパカっと開けると、なんとそこにはハーゲンダッツ。しかも普通のサイズです。なんていい店なんでしょう。なんでも1人あたりの席料を税込550円頂いているのでそのお返し的な意味もあるようです。
いや〜、ごちそうさまでした。料金は途中経過も含めてタッチパネルで確認することができます。今回は記事用に多めに頼みましたので、2人分合計17047円でした。多分、1人あたり平均は税込5000〜7000円位が多いのではないかと思います。
長介さんはどんな焼肉店が作りたかったのか?
「焼肉長介」のインスタグラムで店主の長介さんが語っていた「自分の中にある理想の焼肉屋さんを作ってみたかった」という言葉。今回、改めて直接本人に何かコンセプトみたいなものはないのか聞いてみました。
「『二◯加屋長介』もそうじゃないですか!つまみメニューがたくさんあって、たくさん食べる人もいれば、二次会の人もいて、好きな量飲んで、うどん食べて、なんでもありなんです。それが焼肉屋さんになった感じですかね」(長介さん)
確かにメニュー数が多くて、営業時間も長く、高級店として使ってもよし、単品2皿くらいにご飯やうどんを組み合わせるといった定食的な使い方もありなのかも。接待、デート、家族の食事、二次会など、店の使い方はお客さんが選択できる懐の深い店といえそうです。焼肉長介が「理想の焼肉屋」になれるように、店と客で作り上げていければいいですね。
おまけ
会計時にオープン記念としてお客さん1人に焼肉長介オリジナルコインを1枚プレゼントしてくれました。長介さんの顔のイラストが入っています。5000枚作ったそうで、次の会計時に提示すると5%引きになるそうです。
人気店「海鮮丼 日の出」が入っているビルの7Fに「焼肉長介」があります。
看板はあえて見にくいです。
帰り際に薬院大通り交差点から振り返るとビルのお店の窓に長介さんのイラストの電光看板を見つけました。芸が細かい...。
焼肉長介
住所:福岡市中央区薬院2-1-8リアン薬院ビル7F
電話:092-707-3290
営業時間:17:00〜27:00(火〜金)
17:00〜24:00(土・日・祝)
定休日:月曜日
予約:@yaki_niku_chosuke(Instagram)から席の予約ができます。
※カード、paypay使えます。
※席が少ないので予約した方がいいと思います。
※2023年6月2日時点での情報です。