《南インド料理》ナンとカレーだけではない!お米でいただく本格インド料理の魅力に迫る!【横浜市金沢区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
数多くのスパイスを巧みに駆使して醸し出される、インド料理の世界。
ひとくちにインド料理といっても、日本の8倍以上の広さの国土の中に世界1位の人口数を誇り、地方によって民族も言語も違うインドでは、地方により食べるお料理もいろいろな種類に分かれます。
ふだん、我々が目にする「ナンとカレー」のセットは主に北インドからパキスタンにかけての食文化を日本人向けに発展させたもの。
では、ナンが主体の北インドに比べて、お米が主体の南インドのお料理とは、どんなものでしょうか。
そんな南インドのお料理が楽しめるのが、能見台の「ガネーシュ」さんです。
「ガネーシュ」とはヒンドゥー教の神様で、人間の体に象の顔を持つ神様。
商売、知恵、縁結びの神様としてインドではたいへんな人気を誇ります。
このガネーシュさん、現在は金沢区の能見台にお店がありますが、以前は泉区にありました。
みうけんは2009年まで泉区のいずみ中央に住んでおり、その時も行ったことがあるお店です。
メニューも種々さまざま。
メニューの中に「ナン」がない事に、お気づきになられたでしょうか?
米文化が花開いた南インドでは、ナンよりもお米が主役なんだなぁというのを実感しますね。
◆チーズドーサ(850円)
米粉と豆の粉を発酵させて作った、南インドで人気のクレープ。
中にはたっぷりのチーズとお野菜が入っています。
クレープというと、クリームがタップリ入った甘いものを連想しますが、こちらのクレープはしっかりと食事として頂くもの。
皮はもっちりで食べ応えあり、中の具材もかなり食べ応えがあって、これ一つでじゅうぶん食事になりますよね。
◆スペシャル・ミールス(3250円)
南インドで人気の長粒米、「バスマティライス」を5種のカレーやおかず達で囲んだ逸品。
カレーは、手前のおかずから見て左からマトンカレー(辛い)・チキンカレー・ドライ製法のキーマカレー・じゃがいもとインゲン豆のベジタブルカレー・ラッサムというトマトベースのスープ・パパド・スパイス煮卵。
手前のおかずは、大根とビーツのアチャール・白いのがココナッツチャツネ・にんじんとインゲン豆のココナッツ炒めというラインナップでした。
写真の手前がマトンカレーで、個人的にはインド料理屋さんで必ず注文するほど大好きです。
ビシッと効いた辛さ、しっかりと煮込まれたマトンの風味がとてつもなく美味しいです。
写真奥はチキンカレーで、チキンは宗教上の禁忌にひっかからないので多くの民族から愛されていますよね。
辛さはマトンカレーほどではありませんが、最初は優しく、後からジンワリとにじんでくる辛味は爽快です。
左がドライ製法のキーマカレーで、本当にパラパラな肉そぼろのようです。
お肉の合間にプチプチと感じるスパイスが実に小気味よいですねぇ。
じゃがいもとインゲン豆のベジタブルカレーは、優しい辛さなので安心して頂けます。
じゃがいものホクホクと、インゲンのシャキシャキの対比が良いです。
奥がラッサムというトマトベースのスープ。
キリッと効いた酸味で食欲がそそられます。
パパドはサクサクで、ほのかな塩味で良いおつまみに。
スパイス煮卵は下にスパイスとスープのジュレ状のものが敷いてあり、なかなか珍しいもの。
バスマティライスは200gで、やはりこのカレーにはこのご飯だなぁ、と思います。
黒いものは粗挽きコショウかと思ったら、ポディと呼ばれるインド式ふりかけとのこと。
ご飯を少量スプーンにとって、カレーに浸して食べるもよし。
カレーを豪快にご飯にかけて食べるもよし。
いろいろな楽しみ方ができる南インドの定食は、作るのに手間暇をかけて愛情のこもった一食。
自分では、なかなかこのような手の込んだ料理は作れないので、ガネーシュさんに来て本当に良かったなと思いました。
◆ディナー・セット(2200円)
ディナー・セットは、ミールスの中から主要なものだけを抜き出したお手軽セットで、キーマカレー、チキンカレー、バスマティとパパド、そしておかず類の組み合わせ。
そこまでカレーの種類がなくても良いという方は、よりリーズナブルにいただけるこちらをオススメします。
◆◇◆後記◆◇◆
今回紹介したのは、京急線能見台駅近くの「ガネーシュ」さん。
横浜では珍しい、南インド料理のお店としてファンたちからは「アツい」支持を受けています。
いつものナンとカレーもいいけれど、ちょっと変わったスパイスディナーが欲しくなった時。
能見台の「ガネーシュ」さん、訪問されてみてはいかがでしょうか?
お試しを!
ガネーシュ (Rettyページ)
045-306-7796
横浜市金沢区能見台通8-5
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※最新情報は公式Instagramをチェックしてください。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。