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【上田市】信州の地酒がアツい!『地酒屋 宮島』で選ぶこの1本 日本酒で出会う長野の魅力

もりのりこ地域移住系ライター(上田市・東御市・小諸市)
ワイン会でのワンシーン 撮影場所:Ristorante & Caffe 菜

2024年11月8日、東京ミッドタウン八重洲が信州上田の地酒に酔いしれた信州のIPPON!上田篇

地酒と共に、信州産の素材をふんだんに使った料理とワインをポットラック形式で楽しむ一晩限りのバーを仕掛けたのは、上田市真田町にある地酒屋宮島宮島国彦さん。

店主の宮島国彦さんと広報担当の直渡さん 地酒屋宮島 公式インスタグラムより
店主の宮島国彦さんと広報担当の直渡さん 地酒屋宮島 公式インスタグラムより

長野ワインの第一人者・坂城葡萄酒醸造の成澤篤人さんと、上田市の6つの酒蔵も集い、会場を盛り上げました。

・地酒屋宮島とは

昨年で創業100周年、信州の地酒専門店として25周年を迎えた真田の有名店地酒屋宮島

国道144号線 幸村街道沿いにある地酒屋宮島
国道144号線 幸村街道沿いにある地酒屋宮島

店で扱うのは、蔵元から直送された信州の地酒のみ
店で扱うのは、蔵元から直送された信州の地酒のみ

唎酒師の資格を持つ店主が自ら厳選した品が並ぶ
唎酒師の資格を持つ店主が自ら厳選した品が並ぶ

「お客様大事」を大前提に、「地元大事」「人大事」「酒大事」…こういった理由から、当店では、当店員が、一消費者として口にし、感動した地酒。

造り手の想いが伝わってくる地酒。

信州や地元を見事に連想させてくれる地酒。

こんな「地酒」を「地酒」として販売しています。

(オフィシャルサイトより)

・幅広い層の客が集う店

「お客様大事」という言葉通り、週末になると宮島さんが選んだ酒を求めて遠方からも多くの客が訪れ、一見から常連まで幅広い層が店に集います。

雨の夜でも客足が途絶えることのない人気店
雨の夜でも客足が途絶えることのない人気店

室温と照明はお酒にとって最適なコンディションに保たれています
室温と照明はお酒にとって最適なコンディションに保たれています

平日は、自分の求めるお酒を知っている「出会っちゃった」お客様が多いという。もちろん、「出会いを探している」初心者も歓迎してくれます。

・酒ディプロマと初心者が、この1本を選びます

今回のテーマは、地酒屋宮島で選ぶ「この1本」!

日本ソムリエ協会認定「Sake Diploma 」の資格もお持ちの東御(とうみ)市ワイン&ビアミュージアムワインコンシェルジュ 松浦誠さんにご協力いただき、それぞれが好みの1本を探します。

この1本を手にする松浦さん
この1本を手にする松浦さん

筆者の私、もりのりこにとっては「はじめての日本酒選び」でしたが、店主の宮島国彦さんと直渡さんの案内を受け、「この1本」に出会うことができました。

2人が選んだ「この1本」 少し数が多いようですが...
2人が選んだ「この1本」 少し数が多いようですが...

初心者 もりのりこが選んだ1本

鼎 純米吟醸(信州銘醸)

マスカットのようなフルーティーな香りと甘味をワイングラスで楽しむのが似合う 地元の素材を使った料理と共に 撮影場所:Ristorante & Caffe 菜花
マスカットのようなフルーティーな香りと甘味をワイングラスで楽しむのが似合う 地元の素材を使った料理と共に 撮影場所:Ristorante & Caffe 菜花

「上田の個性を感じたい」とのリクエストに応えてくれたのが「鼎 純米吟醸」。

減農薬で育てた上田の酒米を使って仕込んだ少量仕込みの超限定銘柄で、直渡さんも絶賛の1本です。


酒ディプロマ 松浦さんが選んだ1本

豊香純米大吟醸 氷点下寝かせ(豊島屋)

春に搾ったお酒に火を入れ夏の間に熟成させた「ひやおろし」秋にしか味わえない
春に搾ったお酒に火を入れ夏の間に熟成させた「ひやおろし」秋にしか味わえない

「長野県で誕生した酒造好適米(たかね錦)である事、半年間寝かせて酒質が上がって美味しくなっているであろう(ひやおろし)という期待を込めて!」(談:松浦さん)

・農産物としての日本酒

「日本酒はお米の保存食」と語る宮島さんと、信州のテロワールについて話が弾んだ松浦さん。

日本酒は日本人や長野県の食文化、生活と深く結びついていると改めて感じたそうです
日本酒は日本人や長野県の食文化、生活と深く結びついていると改めて感じたそうです

「古(いにしえ)からの祭礼時使用、長野の長い冬に備えての味噌、漬物といった保存の効く発酵食品文化(米の発酵食品)としての位置付けの確立がしっかりなされている事を知りました。」と感想を語ってくれました。

さらに、長野県は全国2位の酒蔵数を誇り、上田だけでも6軒の酒蔵があることに驚いたそうです。

・季節で違う味わい 四季を楽しむ日本酒

例えば、春の花見酒には香り豊かな春酒、夏はスッキリした夏酒、秋には熟成したひやおろし・・と言ったように春夏秋冬、四季を楽しむ日本酒の世界。

冬にしぼりあがった新酒、それから1年を通して徐々に出荷されていきます。

秋まで熟成されたひやおろしは、旨みや香りが増した味わいがあるので常温やぬる燗にすると、きのこなど旬の味とよく合うそうです
秋まで熟成されたひやおろしは、旨みや香りが増した味わいがあるので常温やぬる燗にすると、きのこなど旬の味とよく合うそうです

・お酒の楽しみかたは自由

四季折々、旬の味と合わせて楽しめる日本酒。

温度の差で楽しめるのも大きな魅力だと教えていただきました。

フレッシュさを味わう冷酒、燗にすれば旨みとまろやかさが広がり、冷や(常温)なら本来の味を楽しめる
フレッシュさを味わう冷酒、燗にすれば旨みとまろやかさが広がり、冷や(常温)なら本来の味を楽しめる

そこに堅苦しい決まりはなく、自由においしいと思う飲み方で楽しむのが日本酒の懐の深さ。

ロックや炭酸割りも「おいしい」「楽しい」ならアリ!
ロックや炭酸割りも「おいしい」「楽しい」ならアリ!

最近は日本酒を日本酒で割る「アッサンブラージュ」という新しい楽しみ方も注目を集めているそうです。

・いかがでしたか

冒頭で紹介した東京ミッドタウン八重洲のイベントでは、会場からインスタライブの中継があり、参加した酒蔵と直渡さんによるトークを視聴できました。

国さん(宮島さん)に『いいお酒ができましたね』と言ってもらった時は本当にうれしかった」と言う酒蔵さんのお話にじわっときました。

信州をまるごと味わえる地酒。地酒屋宮島で出会ってください。

地酒屋 宮島

住所:長野県上田市真田町長5913-1

電話:0268-72-4039

営業時間:9:00~19:00

定休日:火曜日

(2025年1月1日、2日休み。1月3日以降の営業時間は公式サイトでご確認ください)

公式ウェブサイト(外部リンク)

Instagram:公式アカウント(外部リンク)

facebook:公式アカウント(外部リンク)

駐車場あり

取材協力:地酒屋宮島 宮島国彦様、宮島直渡様、とうみワイン&ビアミュージアム 松浦誠様

地域移住系ライター(上田市・東御市・小諸市)

東京・渋谷出身。22年12月から長野に拠点を移してあちこち巡るヒトとなる。 豊かな自然、伝統とあたらしさ、独特のカルチャーに惹かれ、日々過ごしています。 ヨソから来たからこそ発見できる地域の魅力。 ほんとうに伝えたいことだけをていねいに記事にします。

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