Yahoo!ニュース

澤穂希選手がお手本! アラフォー&キャリア女性の結婚術【3】~澤さん結婚したねぇ、に居心地が悪いなら

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者
2011年の澤選手。キャリアを積んだからこそ、結婚の先にも活躍の場があるのです。(写真:Enrico Calderoni/アフロスポーツ)

サッカー女子日本代表の澤穂希選手(36)=INAC神戸=の結婚には、アラフォーでキャリアを持つ女性が見習うべき点があります。

婚活のプロの視点からご紹介、第三回(完)です。

◆全国的に大量発生するという「澤さん結婚したねぇ警報」

ツイッターには、

「澤さんが結婚したという話を親にしたら『次はあんた...』という声が聞こえてきたのですっごい早足で帰ってきた」

「職場の男子に澤アニキが結婚したそうですよ。がんばってください。希望を捨てないで。って早速言われました」

「実家帰って来て早々に母から言われたのが『澤さん結婚だって。あんたも、そろそろしたら?働くの向いてないんだし』っておーい...」

「ん? 親が澤の結婚をやたら押してくると思ったらそういうことか」

といった内容がいくつも投稿されている。

また、発表直後に投稿された「母『澤さん結婚したねぇ』娘『そうだねぇ』『...(沈黙)...』母『で、あなたは』という会話が全国的に大量発生する『澤さん結婚したねぇ警報』が発令されています。危険を感じたら、自室への速やかな退避を心がけて下さい」というツイートはすでに1万回以上リツイートされ、大きな反響を呼んでいる。

出典:澤の結婚で家族や同僚が「で、あなたは?」 独身女性、「結婚圧力」に困惑する(J-CASTニュース)

澤選手の結婚により、全国の独身者(女性)が、家族や親戚、知人から「澤さん結婚したねぇ」と、結婚へのプレッシャーをかけられるケースが起きているそうです。

お盆シーズンで帰省中の独身者が多かったのもあるでしょうね。

14日放送のフジテレビ「ノンストップ」の【金曜サミット】でも『澤さん結婚したねぇ警報』が話題になっていました。

「ノンストップ」の【金曜サミット】は拝見しましたが、社会学者の古市憲寿氏が

「本当は堂々としてればいい。結婚してないことを選んでるんだ、と」

とおっしゃっていました。

そうですよね。

「澤さん結婚したねぇ」と言われて堂々としていられるのは、結婚していないことを選択し、独身でいると決意した人でしょう。

居心地が悪い、耳が痛い、と感じるのは、どこかで結婚を意識しているからなのではないでしょうか。

◆アラフォーでキャリアを持つ女性に~結婚の先には新たなステージが必ずある

今回の電撃結婚が現役引退へ拍車をかける可能性があるが、同時に、引退後に進むバラ色のセカンドキャリアのスタートにもなりそうだ。

現在所属するクラブの年俸は1000万円にも満たないが、スポンサーとの個人契約を含めれば年間1億円近くの収入があり、いつ引退しても大丈夫な台所事情がある。

それ以上に周辺が“普通の奥さん”に戻してはくれないだろう。

日本サッカー協会では来年、役員改選を控えている。

澤のこれまでの功績を考えれば、女性役員として推挙される可能性が極めて高い。

会長職に就くことも夢ではない。

また、澤は「(引退後は)東京五輪に関わっていたい」と公言、2020年に訪れる夢舞台のアシスト役を熱望している。

同五輪の招致運動期間中には、招致アンバサダーとして活躍していただけに本人の希望は適う可能性が高く、“東京の顔”として世界に紹介されるはずだ。

出典:澤ゴールイン!! 引退後もバラ色人生 お相手は10年来友人の元Jリーガー(夕刊フジ)

結婚には、ある種の恐れや不安が伴うものです。

・今の生活が変わることに対する不安

・仕事面で不利になるのではないかという恐れ

・本当にその相手でいいのか、という不安

・もし失敗したらどうしよう、という恐れ

仕事面だけで考えると、たとえば澤さんの場合、もしお子さんを授かったら、少なくとも一定期間は選手としてのプレーはできません。

だけど、結婚によって、澤さんは、サッカー選手以外に家庭人、日本サッカー協会の役員、2020年東京五輪のアシスト役、タレント活動など、様々な環境を手に入れるチャンスを得たと報道されていますよね。

人はどんなにあがいても、“一定の場所に留まる”ことはできないのです。

いくら自分では変わらないつもりでいても、時は流れ、周囲の状況の変化や自身の変化(老いなど)はやってくるわけです。

どうせ変化するのだったら、恐れや不安で立ち止まり、独身でいるより、結婚相手を見つけて家庭を作ることも視野に入れてみてはいかがでしょう。

もし、「澤さん、結婚したねぇ」という周囲の言葉に、居心地の悪さを感じるのでしたら。

今まで頑張ってきたアラフォーでキャリア女性だからこそ、結婚の先に新たなステージがあるのではないでしょうか。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

村上れ以子の最近の記事