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カタールワールドカップの観戦チケットが遂に販売開始 購入方法を徹底解説

村上アシシプロサポーター・著述家・ビジネスコンサルタント
(写真:ロイター/アフロ)

カタールワールドカップの観戦チケットの1次販売が1月19日に開始された。

2月4日に開幕する北京冬季五輪のチケットの一般販売は見送られたが、11月21日に開幕するカタールワールドカップは予定通り、国外からの渡航者向けにも販売する。

1次販売は先着順ではなく抽選式だ。2月8日の日本時間19時に申込が締め切られ、3月8日以降に抽選結果がわかる予定となっている。

4大会連続でワールドカップを現地観戦している筆者が、観戦チケットの購入方法を徹底解説する。

チケットの種類

1次販売で売り出されたチケットは以下の4種類だ。

Individual Match Ticket(各試合のチケット)

開幕戦から決勝戦までの全試合を1試合ずつ対象にしたチケット。

Team Specific Ticket Series(特定チームに特化したチケット)

通称TSTと呼ばれる魔法のチケットだ。

例えば特定チームに日本代表を選択し、TST-7の種別を選択すると、日本代表のグループステージ3試合と、決勝トーナメントのラウンド16から決勝戦までの4試合、計7試合が観戦できる。

Four Stadium Ticket Series(4つのスタジアムで観戦できるチケット)

今大会から新たに導入されたチケット。カタール国内のスタジアム間の距離が短いため、4つの異なるスタジアムでの観戦チケットがパッケージ化されたものだ。

Accessibility Tickets(体の不自由なファンに向けたチケット)

障害者や体の不自由な方向けのチケット。

チケットの価格

チケットの価格テーブルはFIFA公式のこちらのサイトをご確認いただきたい。

今日時点の為替レートで換算すると、以下のような金額になる。

筆者作成
筆者作成

ちなみに前回大会よりカテゴリー3のスペースが極端に狭くなっているため、注意が必要だ。各スタジアムのカテゴリー分け(座席表)はこちら

4年前のロシア大会の価格と比較すると、グループステージのカテゴリー3は割安となっているが、その他のチケットは全般的に数割ほど値上げされている。特に決勝戦のカテゴリー1のチケットは45%UPと強気の価格設定だ。

今後のスケジュール

4月1日に組み合わせ抽選会が開催されるが、2次販売はその抽選会前に「先着」方式で行われる予定だ(詳細は今後リリースされる予定で、確定次第当記事に情報を更新していく)。

3次販売は組み合わせ抽選会後に、以下のチケットが販売予定だ。

Supporter Tickets(サポーターチケット)

同じチームのサポーターでかたまって応援したい人向けのチケット。

Conditional Supporter Tickets(条件付きサポーターチケット)

自分の応援するチームが決勝トーナメントに勝ち上がった場合に有効になるチケット。

チケットの買い方

全てのチケットにおいて、FIFAの公式サイトで英語を読み進めながら購入する必要がある(日本語サイトはない)。

チケット購入にはパスポートIDが必須なため、まだパスポートを持っていない方(もしくは近々パスポートの有効期限が切れる方)はパスポートの取得(更新)から始めよう。

プレ大会のアラブカップは有観客で実施

コロナ禍の影響で本当に有観客で大会が運営できるのか不安に思うサポーターもいるだろう。

ワールドカップのプレ大会の位置付けとなるアラブカップが、昨年11~12月にカタールで開催された。入場者には2度のワクチン接種と陰性証明が義務づけられ、決勝は6万人以上のサポーターで満員となった(決勝のハイライト動画はこちら)。

この実績からFIFAの大会組織委員会も本大会の有観客試合開催に自信を示している。

10カ月先のコロナ情勢を予測するのは大変難しいが、我々サポーターもできる限りの準備を行って、本番を迎えたい。

プロサポーター・著述家・ビジネスコンサルタント

1977年札幌生まれ。2000年アクセンチュア入社。2006年に退社し、ビジネスコンサルタントとして独立して以降、「半年仕事・半年旅人」という独自のライフスタイルを継続。2019年にパパデビューし、「半年仕事・半年育児」のライフスタイルにシフト。南アW杯では出場32カ国を歴訪する「世界一蹴の旅」を完遂し、同名の書籍を出版。2017年にはビジネス書「半年だけ働く。」を上梓。Jリーグでは北海道コンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。2016年以降、サポーターに対するサポート活動で生計を立てているため、「プロサポーター」を自称。カタール現地観戦コミュニティ主宰(詳細は公式サイトURLで)。

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