創業8年目！横手市前郷にある『きらく食堂』とは？

いつだって男を裏切らないものとは何か？

それは腹ペコのときに食べる『きらく食堂』の唐揚げ定食である。9月某日、腹を空かせた私はコスパ最強の昼飯を求めて国道107号線沿いにある噂の食堂へと向かった。そう、すでに私の腹は決まっている。今日はこちらの店でガッツリ漢飯だ。

店内に入ると数名の先客が旨そうな飯と一緒に、思い思いの昼休みを過ごしていた。雑誌片手に大盛りのラーメンを啜る若いお兄さんに、ゴルフ中継を見ながら唐揚げに箸を伸ばすミドルエイジの男性。これこそが昭和の時代から続く古き良き日本の食堂文化だ。

品書き

鶏から揚げ定食：700円、旨塩から揚げ定食：700円、旨辛からあげ定食：700円、鶏から揚げのおろしダレ定食：750円、鶏から揚げのチーズソースかけ定食：750円、鶏から揚げ&ハムカツ定食：750円など。

豚バラ焼き定食：750円、ホルモン焼き定食（みそ味）：750円、みそ豚トロ定食：700円、ハンバーグ定食：850円、さばみそ煮定食：850円、チキンカツ定食：750円など。

ラーメン：650円、野菜ラーメン：750円、あんかけラーメン：850円、ソース焼きそば（並）：550円、ソース焼きそば（ダブル）：650円、ソース焼きそば（トリプル）：800円

人気のから揚げ以外にもハンバーグやチキンカツといった王道の定食メニューやラーメン、横手らしくソース焼きそばもラインナップに加わっている。どれも旨そうだが、今回私がチョイスしたのは鶏から揚げのチーズソースかけ定食だ。さすがの鶏も揚げられたうえにチーズをぶっかけられてさぞビックリだろうが、ごめん今日は許してくれ。なんせ私は腹が減っているのだ。

味もボリュームを最高！『きらく食堂』の「鶏から揚げのチーズソースかけ定食」とは？

鶏から揚げのチーズソースかけ定食が到着。まず特筆すべきはから揚げのデカさだ。以前横手市大森『大金』の「唐揚げ定食」を紹介したが、こちらのから揚げも負けず劣らずだ。濃厚なチーズソースがコーティングされた大ぶりなから揚げにかぶりつき、その合間に白飯をゆく。いつだって男はこういうメシが大好きなのだ。

ジューシーなから揚げに米が進むのは言うまでもないが、定食屋さんらしくご飯が美味いのも高ポイントだ。から揚げの脇を固めるスパゲティや日替わりの小鉢も箸休めに嬉しい。ちなみに今回の小鉢は、カレー風味のそら豆とジャガイモという変わり種。から揚げとあわせてその日の小鉢を楽しむのもアリだ。

安くて美味くてボリューミー。コスパ最強のから揚げ定食を提供する横手のきらく食堂。店の佇まいからは古き良き昭和の香りを感じるが、創業8年目と比較的ニューフェイスな食堂だ。昭和の貫禄を纏いながら、令和に愛される街の食堂へ。きらく食堂はいつでも腹ペコの私たちを待っている。