ほんのり塩味がアクセントに マリトッツォやミルクジェラートなど 「塩」を使ったドルチェが最高すぎた
スイーツコンシェルジュの南森エレナです。東京都心から南に約160km先の伊豆諸島にある「新島村」の「しおさいの塩」を使用したイタリアンドルチェが、国内全5店舗の「EATALY(イータリー)」で 8月31日(土)まで楽しめます。
そのほか、店内のレストランやカフェ&バールで新島とイタリアの食文化が体感できるメニューも提供しているので、合わせてご紹介します。
イータリーとは?
「EATALY(イータリー)」は、イタリアの伝統的な食文化を伝えるグローバルブランド。2007年にイタリア・トリノに第一号店がオープンし、イタリア内にはトリノをはじめ、ミラノ、ローマなど、パリやロンドンなど16店舗、全世界に40店舗以上を展開しています。
店舗内のマーケットでは、イタリアの食材を購入できることはもちろんのこと、レストランが併設している店舗では、イタリア料理や食材を通してイタリアの食文化を体感することができます。
日本では、旗艦店にあたる銀座店のほか、丸の内、日本橋、原宿、湘南にて店舗を展開しています。
イータリー国内全5店舗で新島と南イタリアの食文化を体験
そんなイータリーでは、現在8月31日(土)まで東京・新島との食の体験型キャンペーンを開催中。新島と南イタリアのシチリア州リパリ島でしか採れないと言われているコーガ石(マグマが冷えて固まった岩石)をテーマに、新島の夏の旬の食材を使用したメニューや、新島の海水をコーガ石を使った釜で結晶化させた「しおさいの塩」を使ったジェラート、カンノーリ、マリトッツォを国内全5店舗で楽しむことができます。
一部メニューは限定店舗での提供なので、記事をチェックして参考にしてくださいね。
渋谷駅南口のモヤイ像は新島から寄贈されたもの
伊豆諸島にある新島村は、東京都心から南に約160km先にあり、新島と式根島の2島で1つの村を構成しています。高速船で約2時間半、飛行機で約35分で行ける東京都の島で、夏は多くの観光客でにぎわいます。
そんな新島は、ガラス質を多く含む「抗火石(こうがせき)」を特産品としており、新島内にはこのコーガ石を使った観光スポットが点在しています。特に目を引くのは、イースター島のモアイ像に似た「モヤイ像」。
渋谷駅南口にあるモヤイ像は、新島から寄贈されたもの。待ち合わせスポットとして知られています。
カフェ&バールのドルチェ
キャンペーンメニューの中で特に筆者が注目したのは、新島「しおさいの塩」を使用したジェラート、カンノーリ、マリトッツォのイタリアンドルチェ。
「新島「しおさいの塩」のマリトッツォ」は、レモンとクリームチーズを使用したソルティレモンのクリームをブリオッシュのパンでサンドしたローマの伝統菓子です。
砕いたピスタチオがトッピングしてあるのもポイント。マリトッツォの特徴的でもあるたっぷりのクリームは、レモンの風味と塩気がアクセントになってさっぱりとした味わい。全然くどくなくペロリと食べられてしまいます。
マリトッツォは、ローマのバールや洋菓子店では必ずといっていいほど販売しているほど超定番のお菓子。近年スイーツのトレンドになっていて注目されたスイーツでもありますね。久しぶりに見た! という方も多いのではないでしょうか。ぜひこの機会に夏らしいマリトッツォを味わってみてください。
「新島「しおさいの塩」のカンノーリ」は、筒状に揚げた生地に新島「しおさいの塩」を使用したキャラメル風味のリコッタチーズクリームを詰めたシチリアの伝統菓子。
カンノーリの発祥は、イタリアの西南の地中海に位置するシチリア島。そのシチリア島の中で最も有名なお菓子をイータリーで味わうことができます。
生地はカリッカリで歯ごたえが良く、キャラメルの甘さと塩気、チーズのコクの組み合わせの相性がとてもいいですね。1個が小さめなので、もう1個追加したくなりました。
「新島「しおさいの塩」のジェラート2種盛り合わせ」は、新島「しおさいの塩」を使用した限定フレーバー。
レモンの香りが爽やかな「ソルティレモン・ソルベ」、ほんのりと塩味を感じる「ソルティミルク・ジェラート」2種類の味が楽しめます。
筆者が気に入ったのは、「ソルティミルク・ジェラート」。イタリアでは定番の子どもから大人まで大好きなミルクのフレーバー・フィオルディラッテに、「しおさいの塩」をプラスしたソルティミルク風味のジェラートです。
卵が入っていないミルククリームのジェラートなので、とてもさっぱりとしていて爽やか! 暑い日に食べるのにぴったりです。
「ソルティレモン・ソルベ」も、塩とレモンの相乗効果で爽やかでさっぱりとした味でした。
こちらのジェラートは、レストランのほか、ダブルやトリプルといったカップやコーンの組み合わせて楽しめます。
新島とイタリアの食文化が体感できるメニュー
イータリーの店内のレストランやカフェ&バールで、新島とイタリアの食文化が体感できるメニューもご紹介!
「アンティパストミスト新島」は、新島産の夏野菜を使ったカポナータ、新島焼酎麹で発酵させたサラミ、生ハム、直輸入のイタリア産チーズ、トリュフ風味のクロケッタ(コロッケ)が1つのプレートなった前菜の盛り合わせ。
このプレートは、石英が豊富な新島産“コーガ石”を高温で熱し溶かして作られた淡いオリーブ色の美しいガラス食器。新島内在住アーティストが1枚1枚手作りした特注品なので、ぜひ食器にも注目してみてください。
「新島産アカイカと夏野菜のフリット 」は、新島で水揚げされた“イカの女王”と称されるアカイカと夏野菜を天ぷら仕立てで楽しめます。
「フリット」とはイタリア発祥の揚げ物のこと。フリットと冷えたシチリア産の白ワインは相性抜群です。
魚介のフリットは、イタリアの海辺の街では定番の料理。バカンスに行ったときは、まず冷えたワインと一緒に香ばしく揚げたフリットを食べることがイタリアでは至福のひと時なのだそう。
「新島産明日葉のタリアテッレ」は、新島の明日葉を練り込んだタリアテッレにヴォンゴレソースを和えたパスタ。パスタの鮮やかな緑色が明日葉です。明日葉は、今日摘んでも明日には芽を出すと言われるほど生命力が強い植物なのだそう。
天ぷらやおひたしにして食べるのが一般的ですが、今回は新島内で販売されている明日葉ペーストを使用してパスタ生地に練り込みました。
実際に食べてみたところ、パスタから明日葉の味がするわけではなく、通常知られているヴォンゴレの味わいです。パスタに絡むヴォンゴレソースの旨みが濃厚で、パスタが好きな方には一度食べていただきたい一品です。
もちろんワインの用意もあります!
イタリア料理にはワインが欠かせません。キャンペーン開催中は、シチリア島のドンナフガータのワインを料理と一緒に楽しめますよ。
「アンティパストミスト新島とドンナフガータのワインセット」は、前菜盛り合わせの「アンティパストミスト新島」とワインの組み合わせ。ワインは赤または白から選ぶことができます。
イータリーで新島とイタリアの食文化が体感できるメニューを味わえるのは8月31日(土)まで。ぜひ近くの店舗に足を運んでみてください。
「AMORE! 新島 ~コーガ石が導いた新島食材と巡る南イタリアへの旅~」
期間:2024年8月1日(木)~8月31日(土)※営業時間内・数量限定販売
場所:イータリー全店舗(銀座店、湘南店、原宿店、丸の内店、日本橋店)
※一部メニューについて取り扱いの無い店舗がございます。
「イータリー」公式サイト(外部リンク)
「新島村」公式サイト(外部リンク)
取材協力:イータリー、新島村
イータリー、新島村の協力により商品を提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。