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なんだか、ソースの匂いがしてきませんか?「ぼっかけそばめし」を食べてみました【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

焼きそばといえば、おうちで食べるものってどこか思っちゃってました、私。うちの母がしょっちゅう作っては食べているのですが、そんな手軽なイメージ。

友人に誘われていつも行列ができているお店へ。わざわざお店で焼きそばねぇと正直思っていたのですが、まさか自分がリピーターになるとは。

ここに来たのは今回で2度目、やっぱり選ぶのは一番人気の「ぼっかけ焼きそば (並)750円、(大)950円」と「ぼっかけそばめし(並)860円、(大)1,060」です。シンプルが一番。

目玉焼きはダブル(200円)で、山盛りネギ(150円)で見た目もゴージャス 。友人はお皿に目玉焼きを先に取り、その半熟の上にそばを乗せようとしている様子。なるほど、上級者編といった感じですね。ネギの量ヤバし。

このモチモチの麺がいいんだよな〜と思いながら食べていると、店員さんが目の前で麺を湯がき始めました。山盛りの麺がたっぷりのお湯の中にインされて泳ぎ始めましたよ。

ここの麺は中太麺で、店内で製造されているのだとか。こだわりの麺なのですね、納得です。運ばれてきたときに湯気立っていたのは、茹でたてだから。美味しさの秘密は「焼き」の前に「茹で」があるからなのかも知れません。

お待ちかねの、そばめしもやってきました。このチリトリ型のブリキのトレーに乗せて持ってくる感じがいいですよね、お好み焼き屋さんでも使われていますがこんなオリジナルの道具が面白い。

これもまた山盛りネギ&ダブル玉子です。そばめしといえば神戸の長田が発祥の地とされていますが、ここまで市民権を得ているとは。

ぼっかけの牛スジ肉、コンニャクの味の染み染み具合やプリッとした食感も独特です。コンニャクがここまで主役感を出すなんて驚きです、それほどまでに料理として完成されているそばメシ。

そばとご飯、ソースと甘く煮たぼっかけ、そしてネギや玉子。まさかそれらが混じり合ってここまでの一体感を醸し出すとは…あなどってはいけない下町グルメ。

食べても食べても減らないですが、食べ続けても飽きないところが凄い。どろソース(ソースのたまり部分、ピリッと辛い)も定番です。

ビールを飲んで喋りながら、おこげができるまでそばめしを鉄板に放置、コテを使って熱々を口の中に頬張り、ビールでグイッと流し込む。そんな一連の流れも神戸の食文化独特の面白さかも。

とにかくこのビジュアルだけでも一杯飲めそうなくらい、写真からもソースとコゲの匂いが漂ってくる「そばめし」ですが、どうですか?もう今日はソースの口になってしまったのではないでしょうか。

キンキンに凍らせたレモン丸ごと一個が入った「レモンサワー(450円)」も人気のようですよ。ぜひ一度、ここに来て下町グルメにどハマりしてみてはいかがでしょうか。

長田本庄軒 三宮センタープラザ店
営業時間:
月曜〜金曜
11:00 - 21:30
土曜・日曜
10:30 - 21:30
ラストオーダー 閉店30分前
住所:
兵庫県神戸市中央区三宮町1-9-1三宮センタープラザB1F
電話番号:
078-391-3314

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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