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ラムカレーにハマった!マトンとラムの違いって何?食べに行くなら「みみみ堂」【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

先日、友人に誘われてカレー屋さんに行ったのですが、そこで食べたラムカレーが気に入ってしまいました。皆さんはラム肉のカレーって食べたことありますか?

個人的には、当たり外れが多いように感じる羊肉。マトンもラムも羊肉ですが、その違いをご存知でしょうか?

ラムは幼い羊、生まれて1年未満の子羊のお肉で柔らかく、マトンは大人の羊肉で引き締まっています。匂いが強めなのはマトン。どちらも特徴があって味の好みは分かれます。

さてさて、この日行ったカレー屋さんをご紹介しますね。とても小さなお店なので、夜に薄暗い道をお喋りをしながら歩いていたら通り過ぎそうになってしまいました。

中に入ると、暖かい雰囲気で居心地の良さげな空間。私たちは6人という大所帯だったので、真ん中でテーブルをくっつけてちょっとしたパーティー状態です。入り口のある窓際には、ふたり掛けのテーブルもありました。

早速オーダーします。カレーの種類は、本日のカレー、野菜のココナッツカレー(甘口)、ほうれん草キーマカレー(中辛)、チキンカレー、ラムカレー(辛口)。

カレーは常時5種あるのだそう。本日のカレーはフルーツベーストがベースの「フルーティーキーマ」、そしてこの日のチキンカレーはトロミのないさっぱりとしたピリ辛風味というラインナップ。

私はその中から、ラムカレーとほうれん草キーマの「ハーフ&ハーフ 1,200円(ラムは+50円)」にしてみました。ちなみにルーが通常のカレー(1,100円〜)の半分サイズになっていて、2種類のカレーを楽しめます。

晩ごはんだったのでアルコールも少し頂こうと、カレーと共に「ラムチャイ 600円」もオーダー。あ、こっちのラムはお酒のラムの方です。チャイにラム酒って合うんですよね〜

大皿にはライスがたっぷり入っていますが、大盛りのサービスもあるそうですよ。ライスの横にはキャベツマリネが付いています。

さて、どちらのカレーからいくか迷う所ですが、まずは中辛のほうれん草キーマカレーから。

チキンミンチとほうれん草の、優しい味わいのカレーです。中辛と書いていましたが、そこまで辛さも感じないので誰でも食べやすい味。ここに温泉卵を合わせる技もあるようですよ。

ラムカレーには唐辛子マークが5つも付いていたのですが、大丈夫だろうと気にしていませんでした。これが結構いい感じに辛さがあるんです。だけどその後にじんわりとした甘味がスパイスの風味とともにやって来ました。

ラム肉も柔らかく、ラム特有の風味が鼻に抜けていきます。辛い、甘いを繰り返しながらもう病みつきになりそうな感じで食べ進んでいきます。

この辛さの合間に、ほうれん草カレーの優しさが相性良しですね。ピクルスの穏やかな酸味も挟みつつ黙々と食べ終えてしまいました。

ラムチャイは結構ラム酒が効いていて、ほわっと体も温まってほっこり。のんびりとお喋りを楽しんでいたら、最後にデザートが。口溶けがいいプリンに心もとろけます。

この12月で18年目になるという「みみみ堂」さんは、ご夫婦でお店を経営。今でこそスパイスカレーはメジャーですが、昔はあまり受け入れられなかったのだそう。

「お客さんから『おうちのカレーに近いのはどれですか?』とか『ナンはないの?』『ココナッツカレーは、美味しいけどこれはシチューだね』など言われたりもして、認知度が低いために理解されづらいのが辛い時期もありました」

「だけど、いいお客さんが増えてきて通ってくれるようになって、友達を連れてきてくれたりして…」と、当時のことを教えてくれました。

カレーはどれも全然違う種類のカレーなので、ぜひ楽しみに来てくださいというお話でしたよ。ラム好きにはたまらないラムカレーも、是非。

みみみ堂Instagram (外部リンク)
時間:月〜土 11:45-14:30(L.O),17:30-20:00 (L.O)
日・祝 11:45-17:00 (L.O)
店休日:火曜日+不定休

場所:兵庫県神戸市中央区下山手通4−14−1

電話:078-764-5333

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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