大人気の「工場見学」で大人もワクワクな2日間!無料バスであちこち巡るイベントが今年も開催【神戸市】
またまた今年もやって来ました、人気のイベントが今週末の8日(金)、9日(土)の限定で開催されます。神戸のものづくりを支える職人さんたちの作業場所に入り込めちゃうというレアな体験ができる「開工神戸」。
私は去年参加してその面白さにハマってしまい、時間いっぱいまであちこち見学して周りました。ぜひ皆さんにも行ってみて欲しいので、前回の様子を少しご紹介しますね。
まずは「神戸ザック・イモック」の工房にお邪魔しました。神戸発祥のブランドで、登山家だった星加弘之さんの手により半世紀に渡り作られてきた、素晴らしいザックの数々。
現在は思いを引き継いだ若者たちによって、この工房で手作業でされているというお話なのですが、この日はその過程を実際に見ることができました。
生地をカットしていたり、ミシンで縫っていたりと実際の作業がこの小さな空間で全て行われているのが凄いです。一階には完成した商品も売られているので、こうやって作っているのを見られてちょっと感動。
「旭屋ガラス店」には、昭和レトロな雰囲気のお皿などが売られていました。このお皿の模様、どこかで見たことありませんか?
私が前に住んでいたおウチの、窓ガラスもこの模様でした。実はこのお皿、昭和時代の国産型ガラスでアップサイクルされているんです。見ているだけで懐かしい気持ちでいっぱいになってきました。
どんな機械や道具を使って作っているのかも気になるところです。当たり前のことですが、行く工房によって道具類はガラリと変わります。その専門の形がそれぞれにあって、特化しているそのマニアックさがたまりません。
工場見学の面白さは、職人さんの作っている過程を見るのも楽しいし、置いてある道具などをじっくり見ていくのも面白いんです。使い古された道具は味があってとてもいいんですよね、置いてあるだけで絵になるというか。
例えばこのハンドル。ちょっとどこで撮ったものかを忘れてしまったのですが、どこかの工場の機械の一部分でした。余りの可愛さに思わずパチリ。工場の写真集を作りたいくらいに、実は映える空間だらけなんです。
あちこちの工場でワークショップもあるので、参加したい人は事前に要チェックですよ。ほとんどが当日現場受付などで参加できますが、開催日は工場によって違います。
「金川刺繍株式会社」は、創業91年という老舗です。とにかく興味深い空間で、私は色々と聞きたいことだらけだったのですがとても丁寧に答えてくださいました。
刺繍用の機械も凄いんですよ、縫い目をよく見るとモコモコした縫い目になっています。このミシンはフリーハンドで刺繍していくそうなんですが、これを扱うには相当な技術が必要のようです。
今回の参加企業の数は、全部で33もあります。とにかく事前に資料を見て、作戦を練って行くことをおすすめします。当日は無料バスがぐるぐるまわっているので、うまい具合に乗り継いで行きましょう。
お昼時には下町グルメを楽しんで、イベント終わりには銭湯に入って帰るのもありです。そんなこんなも全部含めて楽しめるのがこのイベントの醍醐味。
今回で3度目の開催となる「開工神戸」。私たちがあちこち巡る楽しみもあるのですが、実は工場や工房の方々も同じように楽しんでいらっしゃるというお話なんです。
普段見られることのない仕事の内容などを知ってもらえたり、感心の声が上がったりすると嬉しいですよね。このイベントは、物作りする人たちにとっても、物を買う私たちにとっても凄くいい機会だなぁって改めて思いました。
買う方も作る方もお互いに知ることができれば、今以上に物を大切に作ったり使ったりできるような気がします。そうなると普段から何をどこで買うかの選択肢も変わってくるかも知れませんね。
とにかく、行くとハマる工場見学。11月8日、9日の週末2日間限定ですよ、スタンプラリーで景品も当たるそう。まずは参加企業の内容を見てワクワクしながら作戦を練ってみてはいかがでしょうか。
開工神戸 KOBE OPEN FACTORY
開工神戸2024HP(外部リンク)
日時:2024年11月8日(金)・9日(土)
時間:10:00-17:00
場所:兵庫県神戸市長田区周辺のものづくり企業
総合案内会場:長田区周辺のものづくり企業及び「ふたば学舎」
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