”宮脇咲良 BTSの事務所入り”どうなる? 韓国現地報道の読み方
宮脇咲良、いよいよBTS事務所と契約か。
27日に本人が仁川国際空港第2ターミナルから韓国に入国。ここから一気に現地報道も盛んになっている。
『エクスポーツニュース』は28日の午前にこう報じた。
「去る18日、日本のとある媒体が咲良側の関係者を通じ『宮脇咲良がHYBEと専属契約を締結し、すぐに韓国に出発する予定』と報じた。それに先立ち国内(韓国内)でも、宮脇咲良がHYBE傘下のレーベルであるソースミュージックで準備中の新しいガールズグループに合流するだろうという報道が出たが、HYBE側は『(事実関係を)確認できない』という立場を明らかにした」
本人は当日、空港にてメディアに対する「フォトタイム」を設けたという。マスクをつけたままの姿で写真撮影に応じた。
(27日の入国の様子を報じる韓国メディア『NEWSEN』)
実のところ韓国側でも「日本メディアが報じた」という点をもって「ファクト」としようとする向きもある。そういったなかでも韓国側独自の視点で「HYBEと契約する」説を唱えるメディアもある。
28日に”スクープ”として「宮脇咲良の仁川空港での警備がBTSと同じ警備員だった」と報じたのは「スポーツ京郷」。
その根拠は記されていないが、”明らかに現場で見た顔”だったのだろう。確かに韓国芸能界の取材者として現場にいると、スタッフの顔を覚えていくということは多々ある。同紙は警備員たちの様子を「空港の数カ所にファンがいるなか、彼女を移動用の車へと導いた」と報じた。
この情報について、28日の記事でインターネットメディア「OSEN」がHYBE側に事実確認。「宮脇咲良の入国と防弾少年団の警備チームについての件は、確認ができない」と”ノーコメント”に近い”ノー”の返答を引き出している。
いっぽうOSENはこういった点も報じた。
「彼女とともに到着したスーツケースのサイズが相当なものだった。多くの数のカバンについてネット民は『絶対に一時の滞在の量じゃない』『まるで移民級の量』『寮生活が始まるんだな』などと反応した」
【参考】”大量のスーツケース”の様子 エクスポーツニュースより
どの媒体も決定的な裏取りができない。
そういったなかで国内最大の経済紙「毎日経済」系のエンタメ媒体「スタートゥデイ」は今回の関連報道の背景をこう報じている。
「通常、HYBEはアーティスト専属契約に対して公式発表前にいかなる立場も表明しないため、宮脇咲良の現在のステップに対して『公式化』することには無理があるが、業界の内外では咲良のHYBE行きは規定事実化されている」
噂はいくらでもある。しかし現状では事務所側にいかなる事実確認を求めても「知りません」で通される、というところ。前述の「警備員」の件を報じた「スポーツ京郷」もまた、「宮脇咲良とHYBEの契約は、可視化しつつある」としながらHYBE側に事実確認。以下のコメントを紹介している。
「練習生のデビュー前の準備過程や個人の専属契約の事実関係についてお伝えすることはできません」
”はい”と答えが出てくれば、その媒体がスクープということになる。しかし一媒体に”下駄を履かせる”ことはなかなか考えにくい。本人や周辺への取材が加熱する前に「YES」もしくは「NO」の公式発表があるだろうか。