GWのスタートは北日本を中心に季節外れの雪。東京も寒の戻りに注意。
土曜日にかけて季節外れの冬型と寒気
10連休となるゴールデンウィークが迫ってきましたが、そのスタートは上空の寒気のいたずらを受けそうです。
上図は27日(土)午前9時の予想天気図と上空1500メートル付近の寒気の予想を表したものです。日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる他、上空には平年より5℃~10℃も低い、季節外れの寒気が流れ込んでくる予想です。
この影響で、北日本では、山沿いはもちろん、平地でも季節外れの雪が降り、本格的な雪となる所もあるでしょう。
ゴールデンウィークの初日にかけては雪の情報に十分な注意が必要です。
金曜日は北日本で雪が降り出す
金曜日の夕方から夜にかけて、北日本で降水域が広がるでしょう。
北海道の東部や内陸部は広い範囲で本格的な雪となり、土曜日にかけて、オホーツク海側を中心に、多い所で10センチ~20センチ以上の降雪が見込まれています。
桜の咲き始めた札幌や函館あたりでもみぞれや雪が降り、もしかしたら桜に雪化粧をするかもしれません。
また東北北部でも内陸部を中心に、季節外れのみぞれや雪が降るでしょう。
多い所では、やはり20センチ程度の降雪が見込まれています。
今週月曜日に桜が満開を迎えた青森や盛岡をはじめ、日本最大の桜の名所とも言われる青森県弘前公園でも桜は最盛期を迎えており、こちらでも桜に雪という、ある意味贅沢な風情が楽しめるかもしれません。
ただお出かけの方は真冬のような防寒対策が必要でしょう。
また金曜日は関東でも冷たい雨が降り、一転して、寒の戻りとなるでしょう。
東京都心でも日中は15℃前後と上着が活躍する肌寒さとなりそうです。
土曜日は関東甲信や北陸の山沿いでも雪
土曜日になると北海道の雪は峠を越えますが、東北北部では引き続き、雪が降り、関東甲信や北陸の山沿い、山間部などでも雪となるでしょう。
高い山は風も強く、吹雪となる恐れがあります。
さらに標高が1000メートル以下の比較的低い山でも季節外れの雪が降る可能性があり、積雪や路面の凍結による交通障害に注意が必要です。
レジャーなどで山へお出かけの際は、冬山と同じような防寒対策、雪対策が必要です。
決して無理のない行動をなさって下さい。