新年明けて関東平野にときおり降水現象か、あさって3日(金)は雪の降る所も
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨夜31日(火)からけさ1日(水)にかけて、北日本では吹雪いた所もあり、荒天での年越しとなりました。一方、東京都心など関東平野では、引き続き、カラカラ天気での年越しとなり、東京地方には、きょう1日(水)で、26日連続で乾燥注意報が発表されています。ところが、新年明けて、カラカラ天気の場が少し変わりそうな気配があり、ときおり東京都心にも降水現象が生じるかもしれません。
あさって3日(金)夜から雨や雪も?
まずあさって3日(金)夜遅くにかけて、寒気を伴った上空の気圧の谷が接近、通過するため、関東の平野部でも、風のぶつかり合いや上昇気流により、弱いながら降水域が発生する計算で、4日(土)明け方にかけて、東京都心を含めて、弱い雨や雪の降る所があるでしょう。
上図の計算では、ごく弱い降水域の発生となっていますが、種々のモデルの計算では、もう少し拡大させているものもあり、上空の気圧の谷の深さや上昇気流の強まり方などによっては、弱い降水ながらも、広範囲に発生する可能性があります。ただこの降水では、乾燥注意報が解除となるまでには至らないでしょう。
6日(月)は南岸低気圧でまとまった降水か
正月休み明けの6日(月)になると、さらに深い気圧の谷が接近し、これに伴って、本州の南岸付近に発生した低気圧が西日本から東日本を通過する計算となっています。これは冬季の太平洋側にまとまった降水現象をもたらす南岸低気圧で、最新の計算では、東京都心における降水量は30ミリ前後と、約40日ぶりのまとまった降水になると計算されています。このタイミングで乾燥注意報はようやく解除となるかもしれません。
ときおり降水現象が発生か
最新の東京都心の16日間予報では、あさって3日(金)の降水現象は弱いものなので、雨の確率はほとんど計算されていませんが、6日(月)は久しぶりに50%以上と、かなり高くなっています。その後、低気圧が抜ければ、また冬晴れとなりますが、11日(土)頃からは、雨や雪の確率も一定程度予想されていて、ときおり南岸低気圧などに伴う降水現象が生じる可能性も計算されています。
新年が明けて、これまでのような際立ったカラカラ天気が続く可能性は低くなってくるかもしれませんが、引き続き、晴れれば、空気は一気に乾燥するため、火の取り扱いや乾燥対策は、万全になさってください。