正月休み明けに南岸低気圧が通過へ、東京は約40日ぶりのまとまった降水か
あさって6日(月)に太平洋側を降水域が通過へ
タイトル画像にあるとおり、あさって6日(月)に本州の南岸沿いを低気圧(あるいは気圧の谷)が通過する見込みで、太平洋側でも久しぶりにまとまった降水域が通過する予想となっています。もし低気圧が顕在化して通過していけば、冬季の太平洋側にまとまった降水をもたらす南岸低気圧の通過ということになります。
この太平洋側を通過する降水域が関東にどの位かかるのかは、数日前からかなりのブレがありましたが、最新の計算では、上図のように、夕方から夜遅くにかけて、比較的しっかりと雨を降らせながら通過する予想となっています。
なお冬季の南岸低気圧に伴う関東での降水というと、上空に寒気があれば、雪に変わることも多いのですが、今回は本州付近に向かって暖気が突っ込んでくるため、平野部で雪に変わることはまずないでしょう。みぞれや雪に変わる可能性があるのは、群馬や栃木、長野などの標高1000メートル以上限定となりそうです。
東京の降水量は10ミリから20ミリ程度と予想
24時間予想降水量をみると、冬季としては比較的まとまった降水が計算されていて、静岡や三重の多い所では、50ミリ以上の紫色があり、その他も、千葉から三重にかけて、広範囲に黄色からオレンジ色、赤色の30ミリ前後が計算されています。東京の降水量は濃い青色で、おおむね10ミリから20ミリ程度の予想です。
約40日ぶりのまとまった降水に
東京都心の時系列予報をみると、あさって6日(月)の昼過ぎから夕方にかけて雨が降り出し、ちょうど帰宅時間となる午後6時から午後9時頃にかけてピークとなるでしょう。雨が降っても南風が吹くため、気温は10度程度と予想されていて、冬季としては、それほど冷たい雨というわけではありません。
また降水量の合計は約14ミリと予想されていて、気象庁が雨日数として統計する1.0ミリ以上の降水となれば、昨年11月27日(18.0ミリ)以来、約40日ぶりとなります。
過去30日間の降水量は、太平洋側で極端に少なく、特に関東から山梨、静岡などでは、0.0ミリというカラカラ状態の続いている所が多いため、あさって6日(月)のまとまった降水はまさに恵みの雨ということになるでしょう。