Yahoo!ニュース

【富田林市】100円で終点まで!富田林駅から金剛地区に向かって走るレインボーバスを効率よく利用しよう

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

1994年に無料運行で開設され、2003年から有料化になったレインボーバス。正式名称は近鉄バスの富田林コミバス線。お得な料金で市の施設を巡回するので、市民の足としてとても便利が良いバスです。

では、果たしてどれだけ便利が良いのでしょう? 確認するために実際に乗ってみました。

こちらは、すばるホールで配布してあったレインボーバスの紙の時刻表。このほか富田林市のWebページ上(外部リンク)でも、時刻表や路線図を確認できます。

時刻表を見る限り、朝8時10分に富田林駅を出発して、いろんな停留所を経て、最後は金剛連絡所前に到着。そこから一部ルートが違うものの、再び富田林駅に向かいます。これを、最終の19時59分まで巡回しています。

こちらが運行ルートです。市のコミュニティバスなので、府民センター、市役所、すばるホール、富田林病院、金剛図書館といった市民の拠点を巡回しているのがわかります。

ということで、実際に乗ってみました。

レインボーバスは、富田林駅からスタート。このバスは近鉄バスの管轄なので、北口が乗り場となります。

乗り場は3番乗り場。画像では写っていませんが、近くではすでに待っている人が数名いました。

定刻時間になると、バスが入ってきました。他の近鉄バスとは車体の色が違い、ブルーの塗装。そしてバスの名前の由来であるレインボーが描かれています。

そして富田林のキャラクター『とっぴー』が両手を広げて待ち構えてくれました。

さてバスに乗り込みましょう。レインボーバスは、ほかの近鉄バスと料金が違います。中学生以上が1回あたり距離関係なく一律100円。

そして1歳以上小学生までと、身体障碍者手帳および療育手帳を持っている人は、半額の50円です。それから大人ひとりにつき、就学前にあたる幼児のひとりが無料。

支払いは降車時でした。もちろん私は釣銭が発生しないように100円玉を握りしめて乗り込みます。

支払いは現金のほか、PiTaPa・ICOCAなどの交通系ICカードが利用できます。

さて乗り込んでしばらくすると、発車しました。今回はいちばん遠くにある、終点の金剛連絡所前まで乗ってみることにします。

内装は基本的に他の近鉄バスと同じですが、よく見るとつり革がレインボーでした。

ちなみにバスは小型で、座れる定員が10名程度です。このバスは新しく、2019(令和元)年7月に登場した新車両とのこと。

富田林駅を出発したバスは、府民センター、市役所の前を通り川西駅の近くまで行きます。そこから西に進路を取り、大阪外環状線沿いにあるすばるホールに向かいました。

すばるホールからは羽曳野丘陵を登っていきました。ちょうど市の象徴ともいえるPLタワーこと大平和祈念塔(だいへいわきねんとう)のすぐ横を通り、富田林病院方向に向かいます。

病院からは明治池公園を経由して金剛ニュータウンに入りました。

こうして、30分強で終点の金剛連絡所前に到着します。バスはこの直前に富田林駅前行きと行き先を変え、一部を除いて同じルートを戻っていきました。

この金剛連絡所から徒歩5分程度で、南海金剛駅に到着します。

普通に考えれば南海の駅までと思うのですが、金剛駅の駅前は大阪狭山市になっていることに加え、この金剛ニュータウン内は、金剛駅から出ている南海バスと近鉄バスの干渉地域になっていることから、レインボーバスはここまでです。

最後に、レインボーバスのすべての停留所の場所を紹介しましょう。

この中で注意したいのは、すばるホールと総合福祉会館です。

すばるホールの前が、通行量の多い国道170号線・大阪外環状線の前となっており、その関係で6番と14番と行きと帰りで乗り場が違うので、お気をつけくださいね。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事