知らずに進行する恐怖の「スマホ依存症」を防ぐために、デジタルデトックスをやってみよう。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、スマホ依存症についてお話したいと思います。
スマホ依存症は、昨今、急激にその数を増やしている心の病です。
実際私は、危険を顧みず、歩きながらスマホをやっている人をよく見ますし、自転車を漕ぎながら、車を運転しながらスマホをやっている人を見ることもあります。よくそんな危険なことが出来るなあ…と呆れたり感心したりします。
この、人の正常な判断を狂わすスマホを触り続けるという行為、これを心の病と言わずして何と言えばいいのでしょう? スマホ依存は、りっぱな依存症です。心の病だという自覚を持てない精神疾患です。
私は、脇目も振らず、熱心にスマホを操作している人を、電車内で見かけることがあるのですが、やっていることは、メールだったりラインだったり、SNSだったりゲームだったりすることが多いです。いい歳を重ねた人が、人の迷惑省みず、目の色を変えてゲームをやったりしている姿を見ると、正直、情けないやら哀しい気持ちになってきます。
さて、では今日は、あなたがスマホ依存症かどうか? ちょっとチェックしてみましょう。1.スマホを道具として便利に使っているうちは、スマホ依存症ではないです。
2.スマホ依存症気味になると、気付かないうちに人に迷惑をかけるようになっています。夜更かしなど、生活にも悪影響も出るようになります。スマホをまめにチェックしないと不安になります。視力も落ち、体力も落ち、学校の成績も落ち、仕事でもミスが増えるようになります。
3.スマホ依存症になると、スマホが気になって仕方がありません。片時もスマホから離れられなくなります。自分で自分の行動がコントロールできなくなった状態です。目の前の人の話が、全然自分に耳に入って来なくなったり、スマホのせいで、人を傷つけたり、約束を破ったり、お金を浪費したりするようになります。この状態になると、スマホがご主人で、使っている自分が手下のようです。
先ほど、歩きスマホをやっている人の話をしましたが、特別な用事や緊急事態でもないにも関わらず、スマホを操作しながら歩いている人は、既にスマホ依存症気味であると言っていいかと思います。
依存症は、自分が病気だという認識を持てない心の病です。よって疑わしい人は、早めに専門家の許を訪ねることをお勧めします。依存症気味を通り越して依存症になってしまうと、もうスマホを持てない人になってしまいますので、ホント、引き返すのなら今のうちです。
私は職業柄、スマホ依存症の人に会う機会が少なくないですが、スマホ依存症になってしまう人は、凝り性だったり、淋しがり屋だったりすることが多いです。またスマホ依存症の人は、リアルな人間関係が充実していない人が多いなあ…というのが私の印象です。
さて、あまりにも身近にあって、その恐ろしさがわかりにくい、スマホですが、スマホ依存症にならないためには、自分でルールを決めることです。たとえば、「夜の11時を過ぎたら、もうスマホは触らない」「歩きながらスマホの操作はしない」「1日合計2時間以上はスマホを触らない」などです。
簡単にまとめます。
スマホ依存症にならない方法は、
1.適切なルールを持つ。
2.ルールを守る。
以上です。
そのルールが守れないようだったら、スマホ依存症まっしぐら、一生スマホを触れない人になってしまう可能性が大なので、ここは何としてもルールを死守して頂ければと思います。1度スマホ依存症になると、その後は、スマホと上手につきあえなくなってしまうので、ここは要注意です。
ちなみに、タイムロッキングコンテナという商品も、ヤフーショッピングなどで売られています。これはデジタルデトックスを果たすのに、大変に有効な商品です。興味があったらチェックしてみてください。
次に、自分で決めたルールを守れなく、「スマホ依存症になってしまったら、どうしたらいいか?」ですが、これは精神医学に詳しいカウンセラーに相談するのが1番です。依存症は、自分ひとりで治すのは困難な病気だからです。依存症は、自分の意志で治せるほどやわな相手ではありません。よって、ぜひ専門家の許をお訪ねください。
スマホは、上手に使えば大変に便利な道具です。よって、あなたには、どうぞスマホと上手につきあっていって欲しいと思います。くれぐれもスマホの奴隷にならないようにしてください。というわけで、今日は以上です。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。