【藤沢市】あっさりなのにコク深い。極上の自家製麺も楽しめる、贅沢なつけそばを食べてみた
先日食べた『53's Noodle(ゴミズヌードル)』の「煮干水のつけそば」。
記憶の中で、もはや無形文化財となっているほど美味しかった1杯でした。
昨年9月に掲載した湘南台のラーメン店『53's Noodle』(参考記事:53's Noodle)。
前回の記事の文末に書いた「新しいステージに入る」というのは移転のこと。店舗を拡大する理由から、12月中旬に旧店舗のすぐ近くにお引っ越し(といっても、旧店舗は残したまま。現在は休業中)。
新店舗の場所は小田急江ノ島線「湘南台駅」西口・地上出口より徒歩1分。旧店舗から歩いても3~4分かな。
店内はスタイリッシュな広々空間で、20名は軽く入れそう。テーブル席も充実。
「新店舗は、カップルやファミリーでもゆっくり楽しんでもらえるつくりになっています」と話す五味さん。「コロナ禍でも快適に食事ができる空間にしたくて」と続けます。
そして「製麺室も作りました!」と見せてくれましたよ。
気になる新店舗のメニューは、こんなラインナップ。
今回は、この中から3種の麺をピックアップしてご紹介します(前回ご紹介した「茶塩そば」はこちら)。
最初は「煮干水のつけそば(950円~)」。Instagramの投稿でもよく見かけるつけそばで、一度食べてみたかったんですよね(笑)。つけ汁は「醤油」をチョイス(つけ汁の一番人気は「真鯛」だそう)。さらに「チャーシュー(300円)」をトッピングしました。
煮干出汁に浸った麺はなんとも繊細な口当たりで、とても瑞々しい食感(自家製の中太面)。白醤油で下味もつけてあるため、つけ汁を使わずとも十分楽しめます。
麺に添えられたネギは藤沢市内で育ったもの。時期を見計らって収穫したもので、とてもやわらかな歯ざわり。麺の上に君臨する「バラチャーシュー」と「レアチャーシュー」は、お肉の甘みも感じる贅沢な味わいでした。
しかし自家製麺が美味しすぎ・・・。
おかげですっかりつけ汁の存在を忘れ、夢中で“麺だけ”食べていました。気がつけば、つけ汁はほぼ使わずに完食(後から飲みました。笑)。あっさりと味付けられた自家製麺とコク深いつけ汁が忘れられない1杯です。
続いては『53's Noodle』では濃いめのタイプ「湘南ブラック900円」。
ラードとたまり醤油を使用し、山椒をアクセントに加えたというブラックスープ。
五味さんが「湘南ブラックだけは手揉みのちぢれ麺なんです」という麺は、写真の通りスープによく絡みます。肉々しいチャーシューにも味が染みて美味しい・・・。
色は濃いもののけして塩辛くはなく、醤油の風味がガッツリ効いていて凍てつく寒さの日には染み入る味わい。結局全部飲み干しました。笑
最後は「汁あり担担麺(900円)」。
自家製の辣油と芝麻醤を使用し、花椒でしびれを効かせたという本格的な四川風担担麺。
柔らかい胡麻の風味と、パンチの効いた花椒が行き交うスープは病みつきになりますね。最後はトッピングのライスで〆て完食です。
「汁あり担担麺」は夜限定メニューなので、食べたい方は夜に訪問してくださいね。
最後に、旧店舗の情報。
現在は休業中の旧店舗ですが、新店舗の営業が落ち着いたころに再開するとのこと(要するに2店舗運営になるということですよね!)。
旧店舗のメニューは「“全国から選りすぐりのもの”ではなく、生産者とも会話ができるような“地域のもの”を使って展開していきたい」と話す五味さん。
コロナ禍で大きく見直された「地産地消」の良さ。その最先端をいく、新時代のラーメン店となりそう。今後もますます目が離せない、要注目の『53's Noodle』です。
最後に・・・
「煮干水のつけそば」を注文される際は、自家製麺の美味しさに引き込まれ、つけ汁の存在を忘れないようご注意くださいね。笑
基本情報(新店舗)
店名:53's Noodle
住所:藤沢市湘南台2-1-1 「53田中ビル」2F(路面店)
アクセス:小田急江ノ島線「湘南台駅」西口・地上出口より徒歩1分
駐車場:無し(近隣にコインパーキング有り)
公式 Instagram(外部リンク)
公式 Twitter(外部リンク)
※詳細は『53's Noodle』の公式サイトをご確認ください。
取材協力 53's Noodle様
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