オリックスの増井が達成した「12球団からセーブ」は4人目。MLBで「30球団からセーブ」は何人いる?
6月29日、増井浩俊(オリックス・バファローズ)が、古巣の北海道日本ハム・ファイターズを相手にセーブを記録した。これにより、増井はNPBの全12球団からセーブを挙げた史上4人目の投手となった。過去の3人は、江夏豊、マーク・クルーン、デニス・サファテ(福岡ソフトバンク・ホークス)だ。
一方、メジャーリーグでは、16人が全30球団からセーブを挙げている。
球団の数はMLBの方が多い。シーズンの試合数も多いが、MLBでは毎年全球団が対戦するわけではない。例えば、ロサンゼルス・エンジェルスの場合、今シーズンはナ・リーグ東地区と中地区の計10球団とは対戦しない。にもかかわらず、全球団からセーブを挙げた投手がNPBより多い理由としては、移籍の頻度が挙げられる。
NPBの全球団からセーブを挙げた4人のうち、4球団以上で投げたのは江夏だけだ。それとは対照的に、MLBでは達成者の16人中13人が4球団以上で投げている(プレーしたすべての球団でセーブを挙げたわけではない)。4球団未満は、ジョナサン・パペルボンと昨年達成した2人、クレイグ・キンブレル(ボストン・レッドソックス)とアロルディス・チャップマン(ニューヨーク・ヤンキース)しかいない。