緑茶、紅茶、コーヒーと抽出して飲むティー飲料が大好きなこともありまして、これらのお店にはだいぶ通ったと思うのですが、こういったタイプのお店は初めて…！という新感覚の紅茶専門店が、さいたま市にありました。

「Tea room...7（ティールームナナ）」は、紅茶のインストラクターでもある「紅茶王子」こと松本久範さんが経営する紅茶専門カフェで、ここに？と思うほどに住宅街深く位置します。

そんな立地とは裏腹に、訪れた日も店内は満席。どうやらみなさん「紅茶王子」の紅茶を目当てに、この住宅街の中の隠れ家へと訪問してきているよう。入店を前にして、これは期待が高まります。

メニュー表を見て驚いたのが、多彩なフレーバーティーの品揃え。実はこちらのお店、全てのフレーバーティーは紅茶王子が創作したストーリーや人物像をもとにして、紅茶王子自身がオリジナルに制作したもの。例えば「ベルガモットマロン」であれば

といったストーリーが付与されています。さらに特徴的なのは、「乙女の紅茶」シリーズ。こちらはより具体的な人物像を創作し、そこからの着想をもとにオリジナルフレーバーティーが作られているというもので、例えば「Yuka」と名付けられた紅茶には

と添えられています。空想上の人物からインスピレーションを得て紅茶のフレーバーとして落とし込んでいるのは、スゴイのひとこと。はっきり言って、こんなお店見たことがありません！しかもすでに100種類以上のフレーバーティー（＝架空の人物）をプロデュースしていて、良い意味での狂気を感じます。

なおこう説明すると変化球的オリジナリティに寄せたお店に見えてしまいそうですが、スイーツ類やストレートティーにもぬかりはなく、シンプルに紅茶を楽しむカフェとしても使い勝手は良さそう。

率直に、さいたま市にこんなお店があったのか！と驚きの多いお店でした。これは虜になってしまう人の気持ちもわかりますね。

百聞は一見にしかず、ということで、紅茶やこのシステムそのものに興味がありましたら、ぜひお店や公式サイトを訪れてみてください。アフタヌーンティーや飲み放題のプランなんかもあるそうですよ。