最も多くの投手からホームランを打った打者。日本プロ野球は阿部慎之助、メジャーリーグは誰?
日本プロ野球で、最も多くの投手からホームランを打っているのは、阿部慎之助(読売ジャイアンツ)だ。6月9日の相手、田中靖洋(千葉ロッテマリーンズ)が229人目(401本目)。並んでいたタフィ・ローズを追い抜き、単独最多となった。
一方、メジャーリーグには、300人以上の投手からホームランを打った打者が、23人いる。最も多いのは、バリー・ボンズの449人(762本)だ。
これは、日米のどちらが上でどちらが下といった話ではない。最大の理由は、球団数の違いにある。例えば、松井秀喜は、日本プロ野球で143投手から計332本のホームランを打った。メジャーリーグでは、140投手から計175本だ。投手の人数はほとんど変わらないが、ホームランの本数は倍近く異なる。ちなみに、日米の両方で松井と対戦した投手はいるが、どちらでもホームランを打たれた投手はいない。
メジャーリーグでは、現役選手のアルバート・プーホルス(ロサンゼルス・エンジェルス)が、ホームランの本数で6位、打った投手の人数では3位に位置している。トップのボンズまでは、それぞれ118本と36投手だ。
今シーズン、プーホルスは10投手から計11本のホームランを記録している。そのうちの6投手は、これまでホームランを打ったことのない相手だった。