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戸ノ口堰洞穴(とのぐちせきどうけつ)【会津若松市】猪苗代湖の水を会津地方に引くため掘られた洞穴

あいづ くらし地域情報発信ライター(会津若松市・喜多方市など)
戸ノ口堰洞穴 飯盛山

飲食・観光・会津ぶらぶら「あいづ くらし」です。

戸ノ口堰洞穴(とのぐちせきどうけつ)飯盛山の中腹

猪苗代湖は、海抜514m。会津若松市の市街地標高は218mと猪苗代湖よりかなり低い(海抜。東京湾の平均海面を基準面とした高さ)です。
この高低差を利用して猪苗代湖の水を会津盆地へ水を引いた水路の出口が、戸ノ口堰洞穴(とのぐちせきどうけつ)で飯盛山の中腹にあります。

駐車場に車を置いて、戸ノ口堰洞穴へ向かいました。

飯盛山 市営観光客専用無料駐車場

飯盛山 市営観光客専用無料駐車場
飯盛山 市営観光客専用無料駐車場

以前にも紹介しています「飯盛山 市営観光客専用無料駐車場」です。
近辺には有料駐車場も多いのですが、市営観光客専用無料駐車場が満車の時はご利用ください。

飯盛山 市営観光客専用無料駐車場
飯盛山 市営観光客専用無料駐車場

歩道に出て、山の方向へ向かいます(東)。
この山が飯盛山。

飯盛山 観光案内所 トイレ

飯盛山 市営観光客専用無料駐車場  観光案内者 トイレ
飯盛山 市営観光客専用無料駐車場 観光案内者 トイレ

建物は、観光案内所です、トイレもあります。
写真手前の窓口が観光案内所。
その奥がトイレの入口。

飯盛山 戸ノ口堰洞穴への道

飯盛山 参道
飯盛山 参道

山へ向かっていくとT字路の交差点。
南北の通りが「飯盛山通り」です。
交差点を渡ります。

飯盛山 参道
飯盛山 参道

黄色い矢印が一般参道(階段やスロープコンベアで上ります)。
白い矢印は「飯盛山嚴島神社」(いつくしまじんじゃ)の参道。
会津さざえ堂(正宗寺三匝堂)は飯盛山嚴島神社の境内にあります。
戸ノ口堰洞穴も飯盛山嚴島神社の境内にあるので、今回は白い線で移動しています。
ちなみに、この日は火曜日でお休みの店がありました。
(火曜日定休の店が多い感じ)

飯盛山 参道
飯盛山 参道

この道を行っても白虎隊を祀った墓へ行けます(先程の一般参道への合流)。
階段を上るよりは、坂道の方が自分の歩幅で歩けるので自分的には楽。

飯盛山 参道
飯盛山 参道

写真の看板の裏側は「3分の1カフェ」で紹介した「山主飯盛本店 駐車場」。
「飯盛本店」お利用の時はこの駐車場が使えます。

飯盛山嚴島神社 鳥居
飯盛山嚴島神社 鳥居

鳥居の扁額は「嚴島神社」。

戸ノ口堰洞穴 参道
戸ノ口堰洞穴 参道

赤鳥居の正面が嚴島神社。
左へ進むと「戸ノ口堰水神社」。

戸ノ口堰水神社

戸ノ口堰水神社 飯盛山
戸ノ口堰水神社 飯盛山

戸ノ口堰水神社の左に見えるのが戸ノ口堰洞穴です。

戸ノ口堰洞穴 飯盛山
戸ノ口堰洞穴 飯盛山

猪苗代湖から流れてきている水流です。

白虎士中二番隊

白虎隊が辿った道の案内
白虎隊が辿った道の案内

案内板にある「白虎士中二番隊」とは、
白虎隊は16歳から17歳の武家の男子で一番隊と二番隊で構成されました。
二番隊の隊士は戸ノ口原へ行き、戦ってこの洞門をくぐって飯盛山へ辿り着き、そしてこの山で自害いたしました。
飯盛山は白虎隊士の自刃の山として祀られています。

戸ノ口堰洞穴

戸ノ口堰洞穴 案内板
戸ノ口堰洞穴 案内板

猪苗代湖北西岸の戸ノ口から、会津盆地へ水を引く用水堰で全長31kmに及ぶ。
元和9年(1623年)八田野村の肝煎八田内蔵之助が、開墾のため私財を投じ工事を行い寛永18年(1641年)八田野村まで通水した。
その後、天保3年(1832年) 会津藩は藩士佐藤豊助を普請奉行に任命し、5万5千人の人夫を動員し堰の大改修を行い、この時に弁天洞穴(約150m)を堀り同6年(1835年) 完成した。
慶応4年(1868年) 戊辰戦争時、戸ノ口原で敗れた白虎士中 二番隊20名が潜った洞穴である。

下記の洞門くぐりの記事には洞穴の中の写真があります。

* 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
本内容に対しまして、Yahoo及び店へお問い合わせはご遠慮ください。

地域情報発信ライター(会津若松市・喜多方市など)

福島県 会津地方をブラブラして紹介するサイト「会津暮らし」を運営。縁があって、Yahoo!ニュース エキスパートの地域クリエイターになりました。 飲食・観光・湯遊び・etc 会津での暮らし体験を発信します。担当地域は、会津地方の一部になる会津若松市、喜多方市、耶麻郡、河沼郡の2市7町村。 普段の仕事はカレンダー勤務なので曜日に関係なくグルグルします(土日の勤務日もあるけれど、平日に休みの日もある)。耶麻郡(北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町)、河沼郡(坂下町、湯川村、柳津町)。公式サイト(個人ブログ-「会津暮らし」)、関連サイト(個人ブログ-IT関連)

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