これはたまらん!盛岡では必食のソウルフード「お茶餅」戸田久餅店さんでは早々に完売することも
冷麺?ジンギスカン?それもいいけどやっぱりお餅!
岩手県は東北六県だけではなく、全国的にみてもかなりお餅に関する食文化が開花した場所といえるのではないでしょうか。岩手県一関市の餅御前では、目がくらんでしまうような沢山の種類のタレを用いたお餅をいただくことができます。
また、寒冷地である岩手県では、越冬するために必要不可欠な良質な脂質に恵まれた食材である胡麻や胡桃は昔から重宝されてきました。特に鬼胡桃(和くるみ)は昔から岩手県の特産品として盛んに栽培され、今も尚人気の作物。
間もなく創業100年、岩手県盛岡市にお店を構える「戸田久餅店」さんの人気所品の中には、胡桃ダレが欠かせない郷土の味がありまして、遠方からもその味を求めて足を運ぶ方もいるほど。
今回は戸田久餅店さんの「お茶餅」をご紹介。
丸く平らなお団子が三つ刺さったお茶餅。うちわのような形と、こちらの形の二種類がベーシックなスタイルです。かつては農作業の傍ら、囲炉裏端で焼きながらお茶の時間に食べられていたという歴史から、お茶餅呼ばれるようになったという説もあります。
平べったいほうが火の通りも早く、貴重なお米の粉ですから、少しでも大きく見せたいという気持ちもあったのかもしれませんね。
戸田久餅店さんのお団子は柔らかさの奥に仄かなコシといいますか芯のある絶妙な塩梅、そして手作業がなせる不規則なでこぼこに絡んだ胡桃ダレのまろやかな塩気…
和胡桃は穏やかな渋みが特徴的ですので、お団子の旨味や甘味の妨げになることなく、ほんのり醤油を効かせたタレとの相性は言わずもがな。また、戸田久餅店さんのタレはさらりとしており、胡桃の粒感も一緒に楽しむことができるのです。
焦げ目の香ばしさ、つるんとしたお団子とのハーモニー、どこを食べてもほっとするのですよ。
そしてここで、美味しい耳より情報をば。
戸田久餅店さんのお菓子の一部は、イオンモール盛岡南やサンビルといった商業施設でも購入することができます。しかし、本店であれば注文してからお茶餅を焼いてくださるのです!
ここはひとつ、盛岡へいらした際には出来立てを召し上がっていただきたいと切実に思うのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<戸田久餅店>
岩手県盛岡市本町通1-9-43
019-651-0712
8時~17時
定休日 第二日曜