「宿題をやってないのは、先生が教えてくれなかったから。」「部屋を片付けてないのは、おもちゃが多すぎるから。」小学校の子どもが言い訳をするたびに、イライラしてしまうママは多いと思います。私もそうでした。子どもに責任感を持たせたいと思って、厳しく叱っていました。でも、それでは逆効果でした。子どもはますます言い訳をするようになり、親子の関係も悪化していきました。では、どのように対応するとよいのでしょうか。今回は、まず、なぜ子どもは言い訳をするのかについてお伝えします。次に、効果があったと感じた3つの声かけを紹介します。

なぜ子どもは言い訳をするのか

　子どもが言い訳をするのは、自分の非を認めたくないという心理が働いています。子どもはまだ自己肯定感が低く、失敗や失敗を指摘されることに対して敏感です。言い訳をすることで、自分を守ろうとしているのです。また、子どもは親の期待に応えたいという気持ちも持っています。親に怒られたり、がっかりされたりすることを避けたいという思いから、言い訳をすることもあります。では、言い訳をする子どもにどう対応すればいいのでしょうか。ここでは、私が実践して効果があったと感じた3つの声かけを紹介します。

1. 言い訳を否定せずに受け入れる

　子どもが言い訳をすると、つい「そんなことないでしょ。」「言い訳しないで。」と否定してしまいがちです。しかし、これでは子どもは自分の気持ちを理解してもらえないと感じて、さらに言い訳を繰り返すか、反発するか、無視するかのいずれかになります。そこで、まずは子どもの言い訳を否定せずに受け入れてあげることが大切です。例えば、「宿題をやってないのは、先生が教えてくれなかったから。」と言った子どもに対しては、「先生が教えてくれなかったのは、つらかったね。」と言ってあげます。これは、子どもの言い訳を正当化するのではなく、子どもの気持ちを認めることです。子どもは、自分の気持ちを受け止めてもらえると、安心感や信頼感を得られます。

2. 言い訳の裏にある本当の理由を探る

　子どもの言い訳には、本当の理由が隠されていることが多いです。例えば、「部屋を片付けてないのは、おもちゃが多すぎるから。」と言った子どもは、本当は「片付けるのが面倒くさいから。」と思っているかもしれません。そこで、子どもの言い訳の裏にある本当の理由を探ることが大切です。例えば、「おもちゃが多すぎるから、片付けるのが大変なんだね。でも、おもちゃが多いのは、どうしてだと思う？」と聞いてみます。これは、子どもに自分の行動や状況について考えさせることです。子どもは、自分の言い訳に矛盾や問題点があることに気づくかもしれません。

3. 言い訳をしないで済む方法を一緒に考える

　子どもの言い訳を受け入れて、本当の理由を探ったら、次は言い訳をしないで済む方法を一緒に考えることが大切です。例えば、「宿題をやってないのは、先生が教えてくれなかったから。」と言った子どもに対しては、「先生が教えてくれなかったのは、つらかったね。でも、宿題をやらないと、次の授業についていけなくなるよ。どうしたら、宿題をやれるようになると思う？」と聞いてみます。これは、子どもに自分の責任や目標について考えさせることです。子どもは、自分で解決策を見つけることで、自信ややる気を得られます。

まとめ

　今回紹介したこれらの方法を実践することで、子どもは言い訳をする必要がなくなり、親子のコミュニケーションもスムーズになります。 言い訳をする子どもに困っているママは、ぜひ試してみてください。 あなたは一人ではありません。私も同じように悩んでいました。 でも、この方法で少しずつ変化が見られるようになりました。昨日よりも今日、今日よりも明日、一歩一歩お子さんが成長できるように一緒にがんばりませんか？ お子さんとの関係をより良くしていけると信じています。

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