代理想像ができない人は、傘を横持ちするし、自分のことをHSPと高らかに謳う?
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日のテーマは、「代理想像ができない人」です。
代理想像とは、代理と想像という言葉の複合語で、相手の立場に立って考える、相手の気持ちを思いやる、相手が何を欲しているかを知ること、を言います。
代理想像が出来ない人っていますよね。昔から比べると増えているのかなぁ? 減っているのかなぁ? 私的には増えているような気がします。
代理想像は、学校では習わないですからね。まぁ、致し方ないだろう…と思わなくもいないのですが、いやいややっぱり「それは、あかんやろ」と、私的に思う次第です。
例えば、傘を横に持って、ぶんぶん腕を振りながら歩いている人がいます。子どもならまだしも、いい大人がやっているのですからホント呆れてしまいます。私の印象では、ネクタイをしたサラリーマン風の人にも多いかと思うのですが、いかがなものでしょうか?
傘の横持ちは危険です。傘を水平に持って歩くことによって、後方あるいは前方の距離を占有してしまいますし、腕をぶんぶん振りながら歩いている人は、1メートル近く後ろにいる人にさえ、傘の先端を当ててしまいかねません。
傘の横持ちは、下手したら、子どもの目を突いてしまいます。それが、傘の横持ち…という行為。大袈裟に言えば、殺人行為に匹敵すると行為…と言っていいかと思います。
私的には、「傘の横持ちが危険だなんて知らなかった!」という言い訳をする人に対しては、「今まで気付かなかったんかい!」「誰にも注意されたことがなかったんかい!」と言いたくなってしまいます。こういう、傘を横持ちする人は、人の迷惑を考えられない、自分のやっている行為を省みることが出来ない、「代理想像ができない人」と断定して宜しいかと思います。
あと、よくいるのですが、居酒屋で店中に響き渡るような大声で喋る人たちも代理想像ができない人たちです。そう、代理想像ができない人は、人に迷惑をかけていることに気付かないの人なのです。
他には、喫煙禁止区域で煙草を吸っている人、混んでいる電車内で、優先席に堂々と座って、スマホゲームに夢中になっている健康な若者も、代理想像ができない人と言っていいでしょう。
ちなみに私は、「代理想像」という言葉を、今から30年ぐらい前、無能唱元さんが書いた本によって知ったのですが、そこには大変に興味深いことが書かれてありました。
何と書いてあったのか、今ではハッキリ覚えてないのですが、その本の中には、「自分で自分のことを『お人好し』と言ってはいけない。何故なら、『私は、お人好しだから』と言われた目の前の相手は、まるで自分が『お人悪し』と言われているように感じ、不愉快な気持ちになるからである。代理想像ができる人は、決して自分のことを『お人好し』などとは言わない」というようなことが書かれてありました。なるほどです。
私が知っている、あるセラピストは、「ほら私って、『お人好し』じゃあないですかぁ」というのが口癖なのですが、この言葉は、タチが悪いです。何故なら、「私って、『お人好し』じゃあないですかぁ」って言われたら、「知らんがな」と返すわけにはいかず、「ええ、そうですね。〇〇さんは『お人好し』ですものね」と、賛成まで強要されなければならない事態にまで陥り、自由をこよなく愛する私としては、ちょっぴり不愉快な気持ちになるからです。
よって、この記事をご覧の一部の方に、お伝えしたいのですが、自分のことを「お人好しだ」とか「HSPだ」とか「繊細さんだ」とか、そんな言葉、誰かれ構わず言わないほうがいいですよ。
何故なら人は、「私は、繊細さんなんです」と言われると、まるで自分が鈍感呼ばわりされているようで、不愉快な気持ちになることが多いからです。
それに、本当のHSPは、心的過敏を持っているので、人の気持ちがわかる、代理想像ができる人であることが多く、自分で自分のことをHSPだとか、繊細さんだとか言わないものなのです。
私は、大声で、自分のことを「HSPだ」「繊細さんだ」と謳っている人を見る度に、「ホントかなあ。この人、本当にHSPなのかなぁ?」と思ってしまいます。ちなみに、私のカウンセリングルームには、HSPの方が訪れることが少なくないのですが、皆さん、「自分のことをHSPだなんて言いたくない」と言うことが多いですよ。
あと、私のカウンセリングルームは、基本、キャンセル料金を貰わないことが多いのですが、それをいいことに、当日キャンセルや無断キャンセル、予約日時の変更を頻繁に繰り返す人が続出しております。
お願いですから、マジやめてください。私としては、予約日時の変更は、予定表の書き換えなど、とっても面倒ですし、キャンセルなどは、他のクライアントの方にも迷惑がかかりますから、どうぞやめて頂けますようお願い申し上げます。
あと、カウンセリングの時間は守っていただきたいなあと思います。そう、時間通りにご来室くださって、時間になったら帰って下さいね…ということです。
こういうことって、直接、本人にビシッと言わなければわからないものなのでしょうか? ホント、もう少し、代理想像を働かせて欲しいものです。と、最後は厳しめに言ってしまって、ごめんなさいね。
この記事をご覧のあなたは、どうぞ代理想像ができる人であってください。そうすれば、男性からも女性からもモテるようになり、人生の成功と幸福は、グッとあなたに近寄って来る筈です。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。