《具材選び放題》極ウマなスープにバシッと麻辣!辛い物好きをうならせるガチ中華な麺料理【横浜市中区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
横浜市には、四川料理をはじめとする激辛な中華料理のお店がいくつもありますよね。
その種類も、麻婆豆腐や刀削麺など、いろいろ。
さて、今回紹介するお店は横浜中華街。
中華街のシンボル的な門、「善隣門」のすぐ近くにあるお店です。
加賀町警察署がわから善隣門をのぞみ、向かって右側の「地久門」に向かって伸びていく「長安道」という道。
その道に入ってすぐの「楊國福 麻辣湯」さんです。
「麻辣湯」(マーラータン)は、その名の通り「麻(しびれ)と辣(辛さ)のあるスープ」。
もともとは四川省の近くの揚子江沿岸で働く船舶労働者が、あまりの暑さと湿度に打ち勝つために、鍋に大量の香草や薬味を入れて煮込んで食べたことが始まりとされています。
現在では、自分で好きな具を選んで調理をしてもらうシステム。
野菜、きのこ、肉、豆腐、卵料理、湯葉や天津、麺類などいろいろな具材が揃っています。
まず最初にボールとトングをもらい、好きな具材や麺を選んでいきます。
どの具材や麺を選んでも、一律で100g400円。
選ぶのが楽しくて、ついつい入れ過ぎてしまいがち。
レジのところにある計量器で測りながら具材を追加していくのがオススメ。
そして、ついつい入れ過ぎてしまいました・・・
「コンナニ食ベラレマスカ?」と店員さんに心配されるほど。
入れてしまったものは仕方ない。
頑張って食べますよ!
測ったところ、556gありました。
普通の2人前以上あるとのことで、これでお会計は2224円。
ただし端数はサービスされて2220円に。
さらに、「コンナニ食ベラレマスカ?」と心配されながら、「1000円以上ハ麺ガ80gさーびすデス」と麺を追加されてしまうという暴虐っぷり。
ええ、頑張って食べますとも!
スープの辛さと花椒の量を選ぶように言われます。
1、小辣
2、普通辣
3、大辣
4、激辣
花椒は「小麻」と「普通麻」。
ここは無難に、「普通辣」と「普通麻」でお願いしましょう。
待つこと5分、普通のラーメン屋であれば軽く大盛りサイズで運ばれてきた麻辣湯。
その大きさに思わず「うそっ!」と声が出てしまい、なるほどこれは心配されるわけです。
まぁ、それは明らかに自らの欲張りミスなので、もはや何も言うまい。
心配するスタッフさんに笑顔で「ダイジョブデスヨ」と微笑みます。
まずはスープからです。
ぅわっ、あっつあつ!
フーフーしていただくと、これはっ! と目がキラーンとなる美味しさ。
とにかく牛骨のコクがしっかりで、濃厚でクリーミー。
しかし変に油っこかったり、ギトギトしているわけではなくサッパリです。
そこにピリピリとしびれる「麻」と、ギンギンに響いてくる「辣」が追いかけてくるのが最高です。
麺は普通の小麦粉麺や春雨、刀削麺などいろいろな種類がありました。
今回はあえて中国東北地方でポピュラーな「とうもろこし麺」でチャレンジです。
鮮やかな黄色の麺は、意外にももっちりでまるでパスタのよう。
とうもろこしのハッキリした甘みが伝わってきて、麻辣と良いコントラストになっています。
選んだ具材は、それはもうそれぞれ。
血のカタマリ・羊肉・えのき・しいたけ・青梗菜・空芯菜・スパムなどなど。
その中でも特にオススメが「干豆腐」。
その名の通り、硬めの豆腐を干したもので湯葉のようなむっちりとした食感が嬉しいです。
センマイも、このスープとの相性はバツグン。
シャクシャクした食感が実に楽しく、やみつきになる逸品。
青梗菜と空芯菜は、どちらも中華料理の定番ですよね。
煮込んでしまうとトロトロになってしまいますが、どちらも茎部分のシャキシャキさは健在。
血のカタマリは、主に鴨の血や豚の血を固めてゼリー状にしたもの。
日本ではあまり食べることがない血ですが、栄養も満点でクセもなく、プリプリとした食感が嬉しいです。
「大丈夫デスカ?」と心配されながらも、あまりに美味しいのと野菜中心なので、意外にも食べきれてしまいました。
あまりお腹いっぱいに食べても、野菜中心なのであまり胃もたれしないのも嬉しいですよね。
もともとのベースが美味しいので今回は利用しませんでしたが、味変用の調味料も揃っています。
辛さが心配な方は、最初は辛さ無しで注文して、後で好みに応じて自分で辛味を足すのもオススメな食べ方、とのことです。
また、慣れてない方は週替わりのおまかせメニューもあり。
これならば最初から値段が一定していて、思わず具材を選び過ぎてしまうと言うこともないでしょう。
◆◇◆後記◆◇◆
中華で辛いものと言ったら、やはり麻婆豆腐。
もちろん麻婆豆腐も美味しいですが、たまには麻辣湯も楽しいもの。
選び方によっては、野菜中心なのでダイエットにも良いかもしれませんね。
例えば、野菜を中心に250グラムほど選ぶ→1000円越えるので、そこでサービスの麺を80グラムいただく、という食べ方など。
こうすれば野菜多め、炭水化物すくなめの麺料理に仕上げることができます。
厚生労働省では、健康づくりの指標「健康日本21」において、成人の1日野菜摂取目標を1日350gと定めていますから、この1食で軽く半分以上食べられる計算にもなりますね。
美味しく、元気になれて、胃もたれもしない。
そして、野菜もたっぷり摂れて、これからの残暑の時期にうってつけです。
辛いものがお好きな方にも、健康を気にする方にも、ぜひとも中華街長安道の「楊國福 麻辣湯」さんはオススメです。
お試しを!
楊國福 麻辣湯 (Rettyページ)
045-276-6515
横浜市中区山下町218-4
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。