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【富田林市】サバーファームでもワールド牧場でもない!嶽山・亀の井ホテルから見えた謎の建物の正体とは?

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

山の上の眺望が良いところから景色を眺めていると、気になる建物が見つかったりすることがありますね。

富田林の嶽山山上には亀の井ホテル富田林(元かんぽの宿富田林)がありますが、そこから見えた風景に気になる建物がありました。

こちらは嶽山の山上から見た風景です。私のすぐ後ろに亀の井ホテルの建物があるのですが、山の下は佐備地域が広がっていてその背後には大和葛城山や金剛山が見えます。

この風景をよく見るとどうも気になる建物(赤い丸で囲ったもの)が見えたのです。

その部分を拡大しましょう。気になっているのは真ん中あたりにある白い建物です。教会風の建物で、牧場の建物のようにも見えますね。何か気になって仕方がありません。

まずあのあたりに教会があるとは思えず、そうすれば牧場とかテーマパーク的な何か、サバーファームや河南町のワールド牧場が頭に浮かびました。

地図で確認しましょう。まずワールド牧場ははるか遠くの山の上にあり、さすがにあそこまでは見えないはずです。またサバーファームは近くですが、先日サバーファームに行ったときにあのような建物は見ませんでした。

さらに拡大してみたところ、どうやらJA大阪南の施設だとわかりました。嶽山山上から直線を引けばそこにライスセンターと育苗センターがあります。

佐備・東條地区は農作物が豊富なエリアなので、JAの立派な施設があるわけですね。

先日、サバーファームに行く機会があったので、ついでにライス・育苗センターなる建物がどういうものか、近くまで行ってみることにしました。

ここにライスセンター方面への行き方が書いてあります。

建物が見えてきましたね。そもそもライスセンターとは何かですが、名前からして米を収納する施設だとわかります。ただ収納するだけでなく刈り取ったもみの荷受から乾燥・もみすり・選別・出荷という一連の作業を行う施設とのこと。

口コミによれば、富田林市と河南町の脱穀をする施設だそうで、11月に籾殻堆肥(もみがらたいひ)を作って4か月かけて完熟させるようなことも行っているそうです。

今年も稲穂が実ったものを秋に刈り取っていきましたが、そのもみ殻を玄米の状態にまでする作業を一括して行っているわけですね。

また隣にある育苗センターは、田植えをする前の苗の育成をするところです。

大きなタンクの中に、今年採れた米が出荷されるまで貯蔵されているのでしょうか?いずれにしても地元の米を美味しく食べるために、必要な場所であることは間違いありません。

なおJA大阪南の公式ページによると、ライスセンターと育苗センターには、JAの施設ではありますが、ATMと精米所の取り扱いが無いので注意してください。

JA大阪南ライス・育苗センター(外部リンク)
住所:富田林市大字龍泉933
電話番号:0721-35-2371
アクセス:富田林駅からバス 東条小学校前バス停から徒歩10分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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