【ダサい、だからカッコいい】#29 トヨタ カローラレビンAE86 23歳で10台目 理想の「素材」
USDM乗り継ぎ10台目 高校生からの憧れ
埼玉県在住、美容関係のお仕事をしているというヒロトさんの愛車は1986年式のトヨタ・カローラレビン。
カローラシリーズの4代目にあたるAE86型(通称ハチロク)は、ご自身よりも14歳年上です。
シルビアS15バリエッタに始まり、北米仕様のキューブやパオ、フィガロなどUSDM(北米専売車)を中心に10台ほどを乗り継いできたといいます。
高校生のときから憧れだったというこのレビンをようやく手に入れたのは今年の1月のこと。
フルノーマルのワンオーナーで整備記録も全て残っていたというこの個体、ボロボロだった内外装や機関系のレストアも含め330万円ほどかかったのだとか。
ハチゴーと勘違い ダサいからかっこいい
ハチロクの中でもエントリーグレードに当たるこのクルマ、さらに廉価なAE85(通称ハチゴー)と間違えられることが多いとのこと。
エントリーグレードゆえ「いい意味でダサくて、それがかっこいい」と語る彼は、ハチゴーとの勘違いもむしろ嬉しいと語ります。
すべてカタログ通りの仕様にこだわり、今もトヨタから供給されている新品部品を集めてはコツコツと交換しています。
オリジナルに近い仕様でありながら、経年劣化を感じない綺麗さゆえ昭和にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるクルマです。
非力ゆえの楽しさ 海外の方との繋がりも
FRでMTにテンロクNAという組み合わせが最高に楽しいと語るヒロトさん。
試乗させていただくと、1600ccで130ps(グロス値)という使い切れるパワー感が気持ちの良いクルマです。トヨタ・カローラ・レビンAE86(画像:Boys and Wheels TV)トヨタ・カローラ・レビンAE86(画像:Boys and Wheels TV)
購入時13万km台だったというこのクルマをほぼ毎日、月に2000km以上走らせているとのこと。
このクルマのおかげで海外の方との繋がりも増え、今まで以上に楽しいカーライフを過ごせていると語ります。
今後も限りなく純正に近づけながら乗り続けたいとのことでした。