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10月中旬~下旬が見頃!「紅葉が楽しめる温泉地」5選(関東編)

高橋一喜温泉ライター/編集者

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全国的に気温が下がり、紅葉と温泉のシーズンを迎えている。

北日本の各地では紅葉が見頃を迎えているが、関東でも紅葉が見られるエリアが出てきている。また紅葉シーズンは気温がグッと下がり、温泉が恋しくなる季節でもある。

そこで今回は、例年10月中旬~下旬にかけて紅葉が見頃を迎える関東の温泉地を5カ所紹介したい。

奥鬼怒温泉郷(栃木県)

「関東最後の秘湯」と呼ばれる山深い温泉地。加仁湯、手白澤温泉、日光澤温泉、八丁の湯の4つの温泉宿で構成され、それぞれ異なる源泉がかけ流し。基本的に女夫渕から徒歩でアクセスすることになり、約1時間半の道のりである(加仁湯と八丁の湯は宿泊者のみ送迎あり)。アクセスはラクではないが、その分、紅葉シーズンは美しい山々の風景を楽しむことができる。八丁の湯は滝見露天、加仁湯は乳白色の湯が自慢である。紅葉シーズンは例年10月中旬~11月上旬。

塩原温泉郷(栃木県)

箒川沿いの谷間には11の温泉地が連なっており、「塩原温泉郷」として知られる。渓谷沿いに建つ旅館の多くは川に面した露天風呂が名物で、紅葉を見ながら入浴できるところも。紅葉が美しい渓谷沿いには遊歩道も整備されており、紅葉狩りも楽しめる。温泉地ごとに泉質が異なる上に、ほとんどがかけ流し。なかでも奥塩原元湯温泉と奥塩原新湯温泉は、山あいの静かな環境であるとともに、濁り湯の名湯である。紅葉シーズンは例年10月下旬~11月中旬。

四万温泉(群馬県)

上州を代表する出湯のひとつ四万温泉は、湯量豊富な温泉地。特に映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなったとされる老舗旅館「積善館」周辺は湯の街情緒にあふれ、昭和感が漂う。温泉街に沿って流れる四万川の渓谷美も魅力で、渓流を望む露天風呂が名物の宿も多い。紅葉シーズンは露天風呂から色づく木々を楽しむこともできる。シーズンは例年10月中旬から11月上旬。

伊香保温泉(群馬県)

関東を代表する温泉地のひとつ。365段の階段に沿って形成される温泉街が有名だ。昔ながらの射的場や昭和感の漂うスナックもあり、タイムスリップした気分にもなる。石段街の脇の路地などいろいろ寄り道をしながら温泉街を散策するのが楽しい。紅葉の時期は、湯元である河鹿橋付近のモミジなどが一斉に赤く染まる。夜はライトアップされ、幻想的である。近くの日帰り入浴施設「伊香保露天風呂」とともに楽しみたい。紅葉シーズンは例年10月下旬から11月中旬。

草津温泉(群馬県)

日本を代表する人気温泉地で、湧出量でも全国トップクラス。温泉地として「泉質主義宣言」をしているように、源泉の質には絶対的な自信をもっており、ほとんどの施設が源泉かけ流しである。標高1200mに位置する山の温泉なので、関東の中でも紅葉のピークは少し早め。日本最大級の広さを誇る「西の河原露天風呂」がある西の河原公園周辺など紅葉スポットも多い。紅葉シーズンは例年10月中旬~11月上旬。

※紅葉の見ごろの時期については例年のデータを参照しています。今年の状況については現地の観光協会等で問い合わせてからお出かけください。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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