今年のパ・リーグには「日米で田中将大からホームラン」を打つ可能性のある選手が…
田中将大が、8年ぶりに東北楽天ゴールデンイーグルスへ戻ってくる。
過去7シーズン、田中はニューヨーク・ヤンキースの投手として174試合に投げ、111人の選手に計159本のホームランを打たれた。そのうちの3本は、現在、日本プロ野球の球団に在籍している選手が相手だった。
ただ、相手は3人ではなく、2人でもない。3本塁打とも、打ったのはボルティモア・オリオールズ時代のアダム・ジョーンズ(オリックス・バファローズ)だ。2017年5月31日は3ラン本塁打、2018年4月5日は2ラン本塁打、2018年6月2日はソロ本塁打を記録した。
他の110人は日本プロ野球でプレーしたことがなく、今オフに日本プロ野球の球団と契約した選手もいない。現時点において、日米で田中将大からホームランを打つ可能性があるのは、ジョーンズだけということになる。
メジャーリーグで田中から3本塁打は、ランダール・グリチック(トロント・ブルージェイズ)の4本に次いで多い(他に9人が3本ずつ)。また、ホームランを打つだけでなく、ジョーンズは田中に対し、通算34打数12安打(打率.353)を記録している。
7年前、田中と初めて対戦したジョーンズ――2打席続けて空振り三振を喫し、3打席目にセンターへヒットを打った――は、ニューズデイのアンソニー・リーバーにこんな発言をしている。「家に帰って、田中と対戦したって話すと思うかい? 田中と対戦したからパーティを開くべきかい? 別の投手、ローテーションにいる別の投手に過ぎない。僕にとっては、特別なことじゃない」
予定どおりに開幕すれば(そうなることを願う)、オリックス対東北楽天の最初のシリーズは、4月2日~4日に楽天生命パーク宮城で行われる。