【姫路市】揚げ物?と信じがたいほどのすっきり感。ヘレカツもロースカツもエビフライも。元和食料理長の技
なになに。年配者でも200gの特上ロースカツ定食がさらりと食べられるって? 店名に「とんかつ」と入っているけれど和テイストのメニューもあるって? リピーター率が8割って? 3月で1周年を迎える姫路市広畑区の「とんかつキッチン明桜(あおう)」のこと。
和食の視点で仕上げる軽やかな揚げ物
姫路生まれのマスター・八十英樹さんは地元で寿司職人や和食料理人の経験を約20年積み、うち数年はホテルの料理長も務めました。息子と娘の名前一文字ずつを合わせた「明桜」として独立。とんかつをメインにしたのは、とんかつで有名な「味神戸」(姫路市)のマスターと親戚だったことも関係します。
とんかつのタレは八十さんが幼いころから親しんできた“味神戸秘伝のタレ”と調味料は同じ、でも配合は“明桜オリジナル”です。
ヘレにつけたタレは、やや甘めで肉を引き立てます。「和食で高級食材を扱っていましたから、素材の良さを味わっていただくのに重きをおいています」と八十さん。千姫、合点がいきました。兵庫県産米ヒノヒカリもフライ物にバチッとハマる。
ヘレ肉やわらか~い、衣軽やか~。来店客から「油切れがよくて、揚げ物っぽくない」とよく言われるそうです。この技術を持つ八十さんを尊敬の眼差しで見てしまいました。
迷ったら明桜定食かミックス定食を
ヘレと同様、三元豚でやわらかいロース。さっぱりしたタルタルソースでいただく大きなエビフライ……。迷ったら、例えば「ロースカツ定食」にエビフライ1匹をトッピング!というのも可能ですが、千姫はおすすめを網羅した「明桜定食」や「ミックス定食」推し。
「量が多いかな。残ったら容器に詰めてね」と食べ始めた人も、たいがいペロリと完食してしまっているとか。
フードメニューは昼夜とも同価格で、自家製わらび餅とコーヒー付き。
茶碗蒸しと小鉢をプラスすることもできます。元和食の料理人ならではですよね。全8品の「ディナーコース」(3500円・前日までに電話予約)では、鮮魚のカルパッチョや土鍋ごはんなど、さらに和の要素が。
「ヘレかつロール」と「エビフライロール」はテイクアウトメニュー。手軽に楽しめます。
そのほか、弁当やオードブルも。
お値段以上の、揚げ物っぽくない揚げ物キッチン!
とんかつキッチン明桜(あおう)
兵庫県姫路市広畑区東新町1丁目28-2 東新町AKビル1階
電話番号:079-280-5573
営業時間:11:00~14:30(LO14:00) / 17:00~20:30(LO20:00)
定休日:月曜
駐車場:あり(ふーどはうす えぷろん広畑店駐車場)