人間関係に悩んでいる人へ。ガンジーの名言「『目には目を』では世界が…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はマハトマ・ガンジーの名言をご紹介します。マハトマ・ガンジー(1869~1948年)はインド独立の父として知られる政治指導者です。
今回は人間関係に悩んでいる人に届けたいマハトマ・ガンジーの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人間関係に悩んでいる人へ。ガンジーの名言「『目には目を』では世界が…」英語&和訳(偉人の言葉)
「目には目をでは世界が盲目になるだけだ」
マハトマ・ガンジー(インド独立の父として知られる政治指導者)
「やられたらやり返す」の応酬は永遠に続く。そこに終わりはない。時間を無駄にするだけ。
よく母親とけんかをするのですね。けんかをする度「どうして怒りを抑えられなかったのだろう」と後から考えるのですが、この前ふと気付いたことがあったのですね。相手を打ち負かそうとするのがいけないのだと。
競争に終わりはありませんよね。一度相手を打ち負かしてもそれで終わりではない。「次こそは負けないぞ」と、競争は続いていく。
けんかをして、自分が何かを言う。相手が言い返す。また反論する。終わりがないのですよね。終わったと思っても、またふとしたきっかけでそれは再燃する。
競い合っている限り争いは永遠に続くのだと。
平安の世界
仏教ではこの宇宙のことを「有為の世界」と言うそうなのですね。原因と結果のある世界だと。この宇宙で起こる全ての現象にはその原因がある。地位、名誉、財産、成果を求めて努力する。そこには競争がある、勝ち負けがある、対立がある。「有為の世界」とは「迷いの世界」なのだと。
そして、無為とは「平安の世界」。それは原因も結果もない世界。地位、名誉、財産、成果を求めない。そこには競争もなく、勝ち負けもなく、対立もない。
肉体がこの世界を離れることはできない。有為の世界を離れることはできない。せめて意識だけでもそこを抜け出してみる。無為の世界を生きてみる。
言い争うことがいかに不毛か、まずはそこに気付くこと。「やられたらやり返す」の応酬は永遠に続く。そこに終わりはない。時間を無駄にするだけ。無駄だということに気付けばそれを続ける気力もなくなる。
人間関係に悩んでいる人へ。「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はマハトマ・ガンジーの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『世界の偉人の名言(鈴木隆矢)』の『ガンジーの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、マハトマ・ガンジーの名言を22句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は、戦争に負けることである」
ジョージ・オーウェル(イギリスの作家)
「弱い者には許すことができない。寛容さとは強き者の特性である」
マハトマ・ガンジー(インド独立の父として知られる政治指導者)
「行く先々で愛を広めるのです。あなたに出会った人たちがより幸せになって去って行けるように」
マザー・テレサ(カトリック教会の修道女)
お読みいただき、ありがとうございました!