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誰もが口を揃えて「私は知らない」コンビニ裏に人知れず存在する「謎多き開かずの御堂」中を覗くと/藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。89カ所目は藤沢市大庭にある『小糸姫の宮(姫宮大権現)』です。

GoogleMap上で見つけた『小糸姫の宮』と書かれたスポット(アカウントによっては『姫宮大権現』と表示されることも)。

大権現とは…
権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。権という文字は「権大納言」などと同じく「臨時の」「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「現れた」ことを示す。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)

2024年3月中旬撮影
2024年3月中旬撮影

場所は『セブンイレブン藤沢大庭店』の裏側あたり。見た目は小さな御堂といった感じです。撮影したのは2024年3月で、そこからずっと調べ続けていたのですが…

ネット上にも詳細を記した情報はなく、藤沢市の担当者さんも「把握していない」との回答。さらには『セブンイレブン藤沢大庭店』の店員さんや近隣の住人にも聞いてみましたが、全員が口をそろえて「私は知らない」「全くわからない」と言うのです。

こうなると、もはや見えているのは筆者だけなのか...(苦笑)。

『小糸姫の宮』は、いつ、そして誰によって建てられた(あるいは「勧請」された)のでしょうか。その歴史的背景には、どのような物語が隠されているのでしょうか。※勧請とは、会社や自宅の敷地や邸内に神様を移して祀ること。「屋敷神(やしきがみ)」と呼ぶことも。

ネット上に残る数少ない写真のなかには、木々が生い茂っていた時期もあることから、誰かが手入れをしているのがわかります。しかし御堂の扉には錠前が掛けられており“御堂の中を撮った写真”は見つかりませんでした。

格子ガラスの中央に開けられた隙間から中を覗くと…

御堂の中に、小さな神殿がありました。

その神殿の奥に、木像?石像?のようなものがわずかに透けて見えますが…

一眼レフカメラにて撮影(焦点距離30mm)
一眼レフカメラにて撮影(焦点距離30mm)

はっきりとその姿を確認することはできませんでした。一般的に解釈すると、地域の守り神として古くから祀られているものか、あるいは過去に「勧請」されたものではないかと考えられますよね。

大庭の住宅街にひっそりと佇む、謎多き『小糸姫の宮(姫宮大権現)』。近くには『大庭城址公園』が広がり、初秋の自然美を楽しむこともできます。機会があれば、ぜひ訪れてみてください。

基本情報
『小糸姫の宮(姫宮大権現)』
住所:藤沢市大庭(セブンイレブン藤沢大庭店の裏手)
※駐車場は無いため、行かれる際は公共交通機関をご利用ください。

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所超え。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※毎週日曜の20時10分に、LINEを通じて1週間分の記事を「まとめてお届け (ダイジェスト配信)」しています。友だち追加すると、藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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