アジア大会囲碁男子個人で4位となった一力遼棋聖と涙
中国・杭州で行われているアジア大会では、囲碁が競技に加えられた。
男子個人、男子団体(5人)、女性団体(3人)の3種目が行われている。
先に始まったのが男子個人で、ベスト4に残った一力遼棋聖だったが、準決勝、3位決定戦と敗れ、メダル獲得とはならなかった。
対局後のインタビューにこたえるうち、一力棋聖はあふれる涙をおさえられなかった。「ちょっと、もう、まずすぎました。メダルを目標に、自分自身、非常に愉しみにしていた舞台だったのですけれど、まだまだ実力が足りなかったというふうに感じます」と絞り出した。
日本選手団の主将であり、日本の序列トップの棋士としての責任感が重くのしかかっていたのだろう。
一力棋聖といえば、知的で品行方正の好青年という印象だ。子どもの頃から敬語も使い、あいさつなどもきちんとでき、いかにも賢いできる子、という感じだったという。
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