台風22号はまたしてもベトナム上陸へ、今夏以降7個目
非常に強い台風22号はベトナム直撃へ
フィリピンに大きな被害をもたらした台風22号は、南シナ海を西寄りに進みながら予想以上に発達しています。
タイトル画像でみると、台風の眼がはっきりと見えていますが、きょう14日(土)午前9時現在、中心気圧950hPa、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートルの非常に強い台風へ発達し、最盛期を迎えているようです。
今後は海水温が26℃前後とあまり高くない海域を西進しながら徐々に衰弱していく予想ですが、それでも暴風域を伴った状態で、あす15日(日)昼頃にはベトナムへ上陸する見通しです。
ベトナムにはすでに6個上陸
今夏以降、日本には1個も台風が上陸していませんが、ベトナムにはすでに6個の台風が上陸しています。
特に台風15号、16号、18号、21号は約1か月の間に立て続けに上陸しており、比較的弱い勢力で上陸した台風が多い中、台風18号は強い勢力を保っての上陸となりました。平年だと3個程度の上陸数ですから、今年は記録的に多い上陸数となっているようです。(速報値)
気象庁による世界の異常気象によると、台風15号、16号、18号ではかなり大きな被害が発生しており、あす15日(日)に上陸が予想されている台風22号は台風18号に次ぐ勢力での上陸となるおそれがあり、再び大きな被害が心配されます。
もし台風22号がベトナムに上陸すれば、今夏以降7個目となります。