来る4月9日、赤穂市の葬儀会館「あこう典礼館花みずき」が、終活イベント「見る・聞く・体験する 終活フェア」を開催します。昨年5月に続いて第2回目のこのイベント、昨年からさらに内容を充実して開催します。

第2回目のイベント開催

「あこう典礼館花みずき」は、髙木コーポレーション株式会社が運営する葬儀会館です。2009年7月にオープンし、2020年にリニューアル。それを機会にイベント開催の予定がコロナ禍で延期、2022年5月に初めてのイベントを開催しました。

「いのちの写真展」に注目

今回のイベントの注目は「いのちの写真展」です。
東日本大震災で救助や捜索に当たった方々の活動の様子の写真を25点展示します。
その写真から、命の尊さやこれからの生き方、死に方など死生観を考える機会になるかもしれません。

各種セミナー開催

11:00～11:40頃　セミナー①「想い紬いで　葬儀社だから想う…」。
昨年は「棺が閉まる瞬間を、たくさん見てきた私が思う事」のテーマで、さまざまな「棺が閉まる瞬間」を見てきた藤井さんならではの、なかなか聞けない内容のお話がありました。大切な人に遺すものとして、たくさんの愛情や生き生きと生活していた姿、優しい笑顔など、その人の思い出が心の支えになるという内容を、ユーモアを交えながらわかりやすく紹介。亡くなった方への感謝の言葉が書かれた棺の内側の部分なども、画像と共に紹介していました。「遺された家族への最大のプレゼントは、今の自分が生き生きと生活することだと再認識しました」という下りが印象的でした。

12:00～12:40頃　セミナー②キャラバン・メイトによる「人生100年時代　認知症サポーター養成講座」
花みずきではスタッフ全員が定められた養成講座を受講した認知症サポーターとしてオレンジリングを持っています。オレンジリングは認知症を支援する目印であり、連携のしるしでもあります。今回も昨年に引き続き、認知症サポーター養成講座も予定しています。

13:00～13:40頃　セミナー③「お答えします　納棺師のお仕事Q＆A 」
「納棺師」とは、どんなお仕事かご存知でしょうか。故人のお身体をお棺に納める仕事です。単にその方をお棺に納めるだけでなく、綺麗に整え、「納棺の儀」と呼ばれる儀式を執り行い、死化粧という顔や身体を美しく保つための処置を施します。故人を送り出すために儀式を執り行うことから「おくりびと」とも呼ばれることもあり、2008年には映画化もされたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
昨年は中山さんがなぜ、納棺師を目指したのかという貴重な話が聞けましたが、今年は「納棺師のお仕事Q＆A 」ということで、参加者からの質問に答えてくれるかもしれませんね。

そして今回は、これら3つのセミナー受講者に、カタログギフト（9,000円相当）があるそうです。ためになるお話を聞いてその上、そんな特典があるなんて。ぜひご参加ください。

リフレッシュコーナーを設置

今回は「リフレッシュコーナー」があり、足つぼマッサージやハンドマッサージの施術を受けることができます。新年度が始まり、疲れがたまる頃、マッサージで心身ともにリフレッシュできます。

またこちらの部屋では、マッピングの映像を常時流しているので、部屋にいるだけでリフレッシュできそうです。各種相談などの待ち時間に利用するのも効率的ですよね。

人形供養や各種相談会、入棺など多彩なイベント

使わなくなった雛人形や五月人形、ぬいぐるみなど、思い入れや思い出があって処分に困っている方に向けて「人形供養」の場を設けます。こちらも昨年から引き続きの企画です。
神棚を飾り、神社の宮司さんにより祝詞があげられ、社員一同一緒にお詣りして、人形を納められた参加者ひとり一人に後日完了報告を送ったとか。ここまでしてもらえると人形を供養した方も納得しますよね。

また、各種相談会もありますよ。
●10:00～14:00　司法書士さんに聞いてみたいこと　お悩み相談
　　　　　　　　（司法書士・常念由貴子さん）
●10:00～16:00　「その時」考えますか　ご葬儀事前相談（花みずきスタッフ）

入棺体験では、仏衣を着て棺に入ります。普段はなかなかできない貴重な体験なので、この機会に体験して厄落とししてはいかがでしょう。
実は、私、昨年のイベントでこの体験をしたのですが、木の香りが心地よくて安心できました。厄落としできると聞いていましたが、その後も運気は上々です。

来店特典もスタンプラリーの商品も豪華

来館特典は10:00～地元の人気店「nicoパン」の商品、12:45～「くいどうらく」の特製カキ巻き寿司を各先着50名様にプレゼント。また時間を問わず、花みずきオリジナルのエンディングノートをプレゼントします。

また、今回スタンプラリーを実施し、8ブースの中から3ブースを巡った方に、兵庫の里のおいしい卵「朱紅」をプレゼントと、こちらも魅力的な商品です。

代表取締役の藤井亜紀さんは「このお仕事をさせていただいて23年になり、代表になって10年になりました。支えてくださっている皆様、地域の方々のお役に立てることはないかと考え、棺の蓋が閉まる時を数多くみてきた私だからこそ伝えることがあるのではないかと思い、お話をさせていただきます。「いのちの写真展」では、多くの人に震災を忘れられないでほしいという想いと、多くの方が救助や捜索にあたった方々の活動の様子を展示いたします。ぜひご家族でご覧ください」と話してくれました。

ぜひ家族や友達同士で訪れ、生き方や死に様を考える、一つの機会にしてみてはいかがでしょうか。