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【藤沢市】偶然見つけた鳥居の先には、湘南を詰め込んだような穴場の花見広場が・・・!

ころんころライター(藤沢市)

【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。

15カ所目は、藤沢市辻堂元町の『天王社(てんのうしゃ)』(天王山/てんのうやま)。早咲きの河津桜が咲き誇り、まさに今が花見時のスポットです。

場所は『文具スーパー事務キチ藤沢店』の線路の反対側あたり。北の寺『宝珠寺(ほうしゅじ)』からもすぐ近くです。

『宝珠寺』のお参りをしたあと、門前でふと気づいた遠くに見える白い鳥居。

近くまで行ってみると・・・

青空を背景に、大きな松と河津桜、そして白い鳥居。美しすぎるコントラストに、しばしうっとり(しかしこの先にはもっと美しい景色が。笑)。

白い鳥居は、まるで誘い込む桃源郷の入り口ように見え・・・吸い寄せられていきました。

先の方にちらりと見える河津桜を目指して進んでいきます。

不思議なことに、この『天王社』はところどころが砂丘のようになっていて、時々足を取られます(スニーカーがおすすめ)。どことなく、子どもの頃に遊んだ“裏山”を思い出す雰囲気。

そしててっぺんまでのぼると・・・

松やヤシ、そして河津桜と鳥居。天女が舞い降りてきそうな美しい配色の広場・・・!

こんなに素敵な場所なのに、この日は親子連れが一組居ただけ。まさに超穴場のお花見スポットなのでしょうね。

けして桜の木がたくさん植えられているわけではありませんが、かえってその数少ない河津桜をじっくり愛でたくなります。

そんな河津桜は7分咲きといったところでしょうか(2022年3月2日現在)。

入り口の鳥居とは別に、敷地内にはもう一つ鳥居がありました。そしてその横には案内板が。

『天王社(てんのうしゃ)』(天王山/てんのうやま)

天王山は、宝珠寺の傘下にありましたが、明治六年(一八七三年)神社分離政策によって分かれました。昭和初期まで神輿が奉られ、毎年七月二十五日に町中をねり歩きました。神輿は現在、諏訪神社に奉られています。

祭神
御嶽山権現(オンタケヤマゴンゲン)
長崎大明神(ナガサキダイミョウジン)
大日大聖不動明王(ダイニチタイショウフドウミョウオウ)

平成二十六年二月 【問合先 辻堂市民センター】

鳥居の先の階段をあがると、そこにあったものは社殿ではなく、3つの石碑。

拝礼後、階段を降りようと振り返ると・・・

ここはどこ?と思う光景が。

砂丘の足場に立つ鳥居。手前にはヤシが生い茂り、奥には河津桜と松、そして青空が。湘南のなにもかもを1枚の絵に収めたような場所でしょう?

夢でも見ているのかな?と自分をうたがいたくなる、本当に不思議な場所です。

案内板に書かれていた『辻堂市民センター』の方にお話をうかがうと『天王社(天王山)』については「ふるさとマップ」でも紹介されているとのこと。1部100円で販売しているそうなので、ご興味のある方は『辻堂市民センター』(0466-34-8661)までお問い合わせくださいね。

ちなみに、この敷地内には街灯などが見当たらなかったため、日が落ちると足元がちょっと危険な場所かもしれません。ぜひ明るいうちに訪ねて下さい。

お散歩中に偶然見つけた、桜を楽しめるプライスレスなスポットでした。

基本情報
『天王社(天王山)』
住所:藤沢市辻堂元町2丁目12
※駐車場は無いため、行かれる際は公共交通機関をご利用ください。

取材協力 辻堂市民センター 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所超え。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※毎週日曜の20時10分に、LINEを通じて1週間分の記事を「まとめてお届け (ダイジェスト配信)」しています。友だち追加すると、藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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