二刀流の大谷、早くもベーブ・ルースに並んだ!初勝利で被った帽子が米野球殿堂入りへ
4月1日のアスレチックス戦でメジャー初勝利を上げたエンゼルスの大谷翔平が被っていた帽子がニューヨーク州クーパーズタウンに在る野球殿堂博物館に寄贈される。
1918年にベーブ・ルースが同一シーズンに二桁勝利、二桁本塁打を記録してから100周年に当たる今季。ルース以来、誰も成し遂げたことのない偉業に、日本から来たばかりの23歳のルーキー、大谷が挑戦する。
1918年のベーブ・ルースは投手として13勝7敗、防御率2.22、打者としても打率.300、11本塁打、61打点と投打に渡り活躍して、所属していたボストン・レッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いた。この年の開幕では9番投手で開幕投手に選ばれ、9回を投げて4被安打、1失点で勝利投手となり、打つ方でも3打数1安打、2打点を記録。偶然にもこのときの相手は、オークランド・アスレチックスの前身であるフィラデルフィア・アスレチックスだった。
ルースは野球殿堂博物館が作られた1936年に殿堂入りを果たした初代メンバー5選手の中の1人だが、その名誉ある殿堂に大谷が被った帽子も飾られる。
なお、メジャー初勝利のウィニングボールは大谷に渡されたが、本人は「両親にあげると思います」とコメントしている。
2日にカリフォルニア州アナハイムで行なわれた本拠地開幕戦は、先発登板の翌日だったので休養して出番がなかったが、今日3日のインディアンズ戦では8番指名打者として、本拠地デビューを飾る。
また、エンゼルスは3月31日の今季3試合目に先発して勝利投手となったマット・シューメーカーを10日間の故障者リストに入れることを発表。代わりに3Aから右腕のパーカー・ブリッドウェルを昇格させた。